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布ナプキンを初めて使う方に★10年使った感想は?

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10年以上布ナプキンを使っています。
使い始めたのは結婚してすぐの頃からなのでかれこれ16年になります。うちの娘も12歳になり最近生理が始まりました。これから大人になっていく娘に女性の体のこと、体にいいケアの仕方などいろいろ伝えるためにも改めて布ナプキンについてまとめてみようと思います。

ナプキンの歴史

布ナプキンを初めて知った時、それはそれはびっくりしました。年頃になって生理がきて以来毎月毎月月のものを迎えてきましたが、生理の時に生理用のナプキンを買うことは当たり前すぎて、他の方法を考えてみたこともありませんでした。

 

今になって思えば我が家には明治生まれのおばあちゃんがいましたし、母にしろ今のような便利ではない時代を生きてきましたので、もし「昔はどうしていたの?」と尋ねたら、その時布ナプキンというものにも出会えたかもしれません

 

けれど母からも学校の保健の先生からもそんな話をほんのわずかでも聞くことも無く、市販の紙ナプキンの当てかたや始末の仕方を丁寧に教えてもらうばかりでした。

 

今のような市販のナプキンは昭和36年発売の「アンネナプキン」が始まりだそうですので、日本の紙ナプキンの歴史はほんの半世紀そこそこ、長い人類の歴史で女性には変わらず生理があったことを思うと、本当につい最近始まった方法な訳ですよ。

 

なのにこの浸透ぶりはすこいですねー。おそらく不便というのもあったんでしょうが、女性の社会進出と重なったんでしょうね。

 

 昔の女性の生理

 

では昔の女性はどうやって生理の対処をしていたかというと、ボロ布や綿や紙を当てていたそうです。そんなもので大丈夫なの?無理でしょと今の女性なら思うのですが、もともと女性は経血を我慢して抑えることができたようです。血が出るのをぐっと我慢して抑え、便所で出すということができたみたいです。尿や便と同じようなものだったのですね

 

年をとると知らずに尿が漏れることもあるようですが、体が弱って締まりが悪くなりもらしてしまうというふうに考えれば、生理も初めから体を締めて血を抑えることを知らずに過ごせば、退化してできなくなることも頷けます。

 

逆を言えば普段から意識して心がければ、生理の血を自分の意思で止めることができるのですよ!

 

昔の女性は私たちがおしっこを我慢するように生理の血も我慢して止めていたんですね。そして万が一のために捨てる布や紙を当てていたようです。

 

なぜ布ナプキンが良いの?

 

私が布ナプキンに変えたのは友達に教えてもらった本がきっかけでした。角張光子さんの「魔法の布ナプキン」です。体にも環境にも優しい布ナプキンにすっかり魅了されました。現在はタイトルが変わっているようです。

 

紙ナプキンの紙とは名ばかりで、その素材は主に石油系素材が使われていて安全性は確認されていません。また環境に与える影響も見過ごせません。

市販の紙ナプキンのほとんどは、石油系素材が使用されており、漂白されたポリエステル、ポリプロピレン、レーヨンなどの不織布をはじめ内部には漂白した綿状パルプ、高分子吸収材、ポリマーなどの吸収促進剤、消臭目的のデオドラント材、香料など化学物質がふんだんに使用されている。しかし、現状ではこれらの化学物質の人体への安全性については未だ確立されていない

 

経皮吸収率が非常に高い性器に接しているため、経皮毒の影響を受けやすく、紙ナプキンをはじめとする使い捨て生理用品や紙おむつのすべてには、原料の紙パルプの段階で漂白、殺菌することが法的に義務付けられており、そのため塩素系漂白剤を使用するが、焼却の際にはダイオキシンが発生する。人体に接触使用するだけでダイオキシンの発生・吸収があるかどうかは現在不明ながら、以前より子宮内膜症の発症率との関連が指摘されている。また、吸収材である高分子ポリマーは皮膚障害をひき起こす有害化学物質として知られる。

 

ダイオキシンが特に問題になるのは、微量でも非常に強力な毒性を持つためである。特にその中でも「生殖毒性」が近年注目されている。ダイオキシンのホルモンかく乱作用が女性の場合子宮内膜症、死産、流産などを引き起こす要因になる。さらに子宮内膜症は月経困難症、月経痛、月経過多、不妊症を引き起こす。

wikipediaより

改めて読むとますます怖くなってきます。こんな危険なものを人間の身体の一番デリケートな粘膜に当て続けて一週間、それを何ヶ月も、何年も、、、

 

そんな危険をほんの少しの手間をかけて布ナプキンにするだけでのぞくことができます。

 

 10年間使った感想

 

そんなわけで私はこの本に出会ってすぐ布ナプキンに変えました。私の場合、もともと生理痛はひどくなくサイクルも安定していて量も少なからず多からずで、トラブルのない生理だと思います。

 

ただアレルギー体質で、今は治ったものの10年近くアトピーに悩まされ、現在も日光アレルギーがあります。

そのせいかどうかわかりませんが生理の時はいつも痒みに悩まされていました

 

それが布ナプキンに変えて本当にすぐから、痒みが出なくなりました。どれだけいいと宣伝の紙ナプキンでもペタペタと蒸れる感じがしていやだったのですが、それがなくなり一気に快適になりました。

 

つけている感覚はあるのですがそれは不快ではなくて、厚めのふわりと優しいネルに包まれる安心感があります。

洗うのが面倒だとかズレやすいとか初めの頃は少し不便も感じましたが、痒みがなくなった快適さに比べたらなんということもなく、私はすぐに布ナプキンの生活に馴染みました。

 

実際使ってみて思った以上に安心です。紙ナプキンの時と同じくらいの時間は持ちます。

お持ち帰りが不便といえば不便ですが、ビニール袋に入れてさらに消臭ポーチにいれていたので、匂いが漏れたことはありません

洗濯は、セスキ炭酸ソーダ100%の「アルカリウォッシュ」を溶かしたバケツに一晩つけおいてから軽く水で流し洗濯機で洗っていますがキレイにおちます。

 

そんなわけで布ナプキンは私の生活に無理なく馴染んています。もともとの生理が安定していたため布ナプキンに替えて生理痛がなくなりましたとか、周期が安定しましたとかわからなくて残念なのですが、痒みは確実になくなり生理中の腰回りの不快感も激減しました

 

50歳をだいぶ前にすぎましたが、布ナプキンのおかげかどうか更年期というものも意識したことがありません。近いうちに私の生理もお役目終了となるでしょうがその日まで布ナプキンと仲良くしていきたいと思っています。

 

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つれづれ

捨てずに使い切る暮らしにあこがれて縫ったり貼ったり変身させたり‥いつもごそごそなにか手を動かしています。 サスティナブル、パーマカルチャー、畑、発酵、、、そんな界隈ウロウロしてます。 夫と娘、猫2匹との田舎暮らし

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