夏休みの子供達こんな過ごし方があります★古式泳法を学ぶ海の教室


古式泳法ってご存知ですか?
日本泳法とも呼ばれる、日本古来の泳ぎ方のことです。

私の住む大分県には古くから伝わる古式泳法があって、毎年 夏休みの20日間、海で教室が開かれます。

我が家の娘はこちらに引っ越してきてから毎年これに参加してまして、今年で5年目になります。

夏休みといえば毎日の海通いが、我が家にすっかり定着しました。

とっても素敵な夢のようにのどかな時間を、少しですがおすそ分けいたします。

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もくじ

  1. 山内流について
  2. 山内流の泳ぎ方
  3. 遠泳大会
  4. 幸せな時間 (動画)

1.山内流について

古式泳法は明治以降の呼び方で、それまでは「水術」「水練」「游泳術」などと呼ばれていました。江戸時代初期より約400年の歴史を持つと言われています。

現在日本水泳連盟が認めているのは12流派あり、そのひとつがうちの娘の通う「山内流古式泳法」です。

 

江戸時代の後期に、伊予松山藩で古式泳法神伝流を学んだ山内久馬勝重が、臼杵藩士稲川清記に泳法を伝授し、山内流と名付けられて以後臼杵藩の代表的な泳法となりました。

 

その泳法は現在まで受け継がれ、毎年7月21日から20日間にわたって大分県臼杵市内の浜辺に開かれる游泳所で学ぶことができます。

 

丙、乙、甲と進みながら基本を学ぶ尋常科とすべての技を習得する高等科があり、高等科卒業後には先生になる資格をいただけます。免許皆伝ですね。

 

市内、県内の児童の他にも、地元出身の都会暮らしの親が夏の間だけ子どもを実家に預けて通わせたり、毎夏仕事の調整をして数日間ずつ通う遠方の方など日本各地の他、海外からもその泳法を学びに人が集まります

 

先生方のお話によると、最盛期には浜を埋め尽くすように何百人もの子どもがここで学んでいたそうですが、現在は毎年100人前後が学んでいます。地元や県内でも古式泳法よりスイミングスクールの方が人気があるようで、娘が習っているというとへ〜と驚かれたりします。

 

うちは5年前に県内に引っ越してきて山内流のことを知り、これはすごい!と即座に申し混みました。実はアラフィフの私も娘と一緒に2年ほど学んだんですよ。

 

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2.山内流の泳ぎ方

多分どちらの古式泳法も同じだと思うのですが、山内流は速さを競うものではありません。一番の基本は海の中で疲れずにどれだけ長け泳げるかです。そのために斜横泳という体を斜め横にしての泳ぎが山内流の基本となっています。

 

もう一つはもともと武士の水術だったので、泳いだまま弓矢を引いたり、書をしたためたりする立泳です。イメージとして水中で自転車をこぐように足を動かし(厳密には違います)その場にとどまり、手は自由に使えます。

 

毎年遊泳所開催の最後の日 遊泳大会では、山内流に伝わるたくさんの泳ぎを見ることができます。
上に書いた弓術、水書の他にも、畳何畳分もの大きな旗を振る旗振り、着物を着たまま立泳での脱ぎ着、縄で手足を縛られたままで沖から帰ってくる、、、などびっくりするような技が披露されます。

 

うちの娘はまだ高等科ではないのでそういった技はできないのですが、何段にも重ねた花笠をもって泳いで海を渡ります。この花笠作りがここ何年かの私の夏の恒例行事となっていまして、毎日毎日お花紙でお花作り。いやはや親も大変です。

 

 

3.遠泳大会

今日は遊泳所の遠泳大会でした。毎年科によって3kmと6kmを泳ぎます。

私は習っていたとはいえ半分娘を送りがてらのお遊びだったので、そんな距離ムリムリ〜なんですが、子供たちはすぐに乙組になってこの遠泳に挑戦します。

 

昨年は丙組で浜辺でパチャパチャやっていた子らが、翌年には3kmを泳ぎきったりして本当にびっくり。子供ってすごい。

 

娘に言わせると「きついけどマラソンより楽」だそう。歌を歌ったりなぞなぞをしたりしながら泳ぐそうです。
散々泳ぎの型を体に教え込まれているので後はその繰り返し。泳げないということはないんですね。
あっ、そうなんだー、ジョギングしてる感じねとちょっと納得。

 

海から上がると甘い飴湯をもらってホッと一息。本当にお疲れさまー。

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4.幸せな時間

私は一年の中で、この山内流の遊泳所で過ごす夏のひとときが一番好きな時間です。

 

市内各地を周り、駅からも山内流専用の巡回バスはあるのですが、もう娘のためというより自分が浜に行きたくて、毎日海に送り迎えをしています。仕事も山内流に行きたくて夏は休みにしていると言ってもいい程です。

 

この風景、この空気。
ここは時間が止まっています。
多分100年前も200年前も大して違わない景色だろうなぁ〜

 

男の子は白い綿の水泳帽、女の子は鉢巻で、一番下の丙組はみんなお腹にさらしを結びつけています。

 

浜には夏のこの時期だけ日よけのついた着替え場所と簡易シャワーが用意され、普段は静かな浜に子どもたちの元気な声が響きます。

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私は日陰で子どもたちの見学の他、浜を散歩したり、足を海につけたり、他のお母さんや先生方とお話をしたり、ワンピースの下に水着をつけてきて時々泳いだり、、、と本当に長閑で呑気な時間を過ごさせてもらっています。でも後半、大会が近づくと浜に座って花笠用のお花作りに精を出すんですけどね。

 

遊泳所は毎年8月の10日位に終わるのですが、これが終わると「今年も無事に終わった、、、」と一息つけると同時に、夏が終わってしまった寂しさを他の方より一足先に感じます。ここでしか会わない人がほとんど、また来年ねーと挨拶を交わして夏が終わるのです。

 

今年もあと5日、少しずつ寂しさを感じています。娘ともあと何年一緒に通えるのかわかりません。

大事に大事に浜での時間を過ごしています。

みなさんにも少しだけこの贅沢な時間をお分けしますね。

これは3kmの遠泳から帰ってくる子どもたちを法螺貝の笛でお迎えするところです。小さな子どもたちはすでに帰った後、のんびりとどこか懐かしい海景色です。

 

こちらは最終日の遊泳大会の様子。色とりどりの花笠が海の七夕まつりのようで美しいです。
20日間子供たちの声でにぎわった浜も、この日を最後にまた静かな海に戻ります。

 

興味のある方は、大分県臼杵市役所にお問い合わせ下さい。

 

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