2月22日はニャンニャンニャンでねこの日です。そして我が家の愛猫ふーちゃんの命日でもあります。7年前交通事故でなくなりました。はじめは室内飼いだったのですが何度か脱走し、そのうちこちらもまぁいっか、、、となっているうちの事故でした。
もくじ
- うちの場合
- 放し飼いのメリット
- 室内飼いのメリット
- どちらがいいの?
- 追記(2017.2.23)
1.うちの場合
9年前、子猫を2匹拾い、初めて猫を飼うことになりました。右も左もわからずにとにかく病院へ行くと検査をして、その後育て方のアドバイスをいろいろとしてもらったのですが、その時言われたのが室内飼いをしましょうでした。
初めての猫でわからないことだらけで猫の飼い方の本も買いましたが、そこでも室内で飼うことを勧めていました。
とっても真面目にそれを実行しようと思ったわけではないのですが、人間の子と同じに子猫が心配で外に出そうとは思いませんでした。ただずっと家の中だけというのもあんまりかわいそう、とも思っていたのです。
子猫も数ヶ月経つと身体は大人並みに大きくなり知恵もついてきます。私たちが出入りするのを見て、引き戸を開けたり、L字型ドアノブをガチャンと開けたりするようになりました。
気をつけなきゃなーと思いながら、どこかで出たら出た時という緩さがあったんでしょう。気がつくと10cmほど引戸が空いて外に出ているということが何度かあり、そのうちそれに慣れていきました。
そうしてある日、いつものように出て行ったきり帰ってこなかったのです。それまで何時間か外に遊びに出ても帰ってこないということは一度もなかったので、イヤな予感はしたのです。
それで2日後の月曜日の朝、市役所に猫がいなくなった場合のことを電話で尋ねたところ、動物愛護センターとゴミ焼却所に電話してみるように言われました。
ゴミ焼却所に電話したところ、一件派出所から引き取りの依頼を受けているとのこと。それはうちの最寄りの派出所でした。
そしてすぐ派出所に電話したところ、回収した猫の特徴を教えてくれて、それはおそらく、間違いなく、うちの猫でした。
そして引き取りに行くと、新聞にくるまれ段ボールに入れられたふーちゃんがいました。
3日前、庭に続くサッシを細く開けて出て行く後ろ姿が思い出されてなりません。
あの時どうして止めなかったのか。息子の友達が遊びに来ていてそちらに気を取られていました。H君が来ていなければ、、、全然関係ないのにそんな風に思ったり、、、
誰のせいでもない、放し飼いにしていた自分のせい、事故に合うかもしれないですよ、と獣医さんからアドバイス受けていたのに、大丈夫だろうと甘く考えていた自分のせいなのです。
2.放し飼いのメリット
猫を放し飼いにするとほとんどデメリットばかりです。
交通事故、怪我、病気、ノミ・ダニ、迷子、ケンカ、隣家とのトラブル、、、
それならなぜ外に出すかといえば、外で自分の猫に会った時、あまりに楽しそうで、元気で、生き生きと美しかったからです。私を見つけて駆け寄って来る猫は、頬を赤くして駆け回る我が子の姿と重なりました。
猫はテリトリーを守る動物なので、ずっと家の中で暮らしても、ここをテリトリーと思わせれば家の中だけでも大丈夫、とよく言われますが本当ににそんなことがあるのでしょうか?実際、こんなところにうちの猫⁈なんて遠いところで愛猫に会ってびっくりしたこともあります。
だから交通事情や人間の都合で出さないほうがよいというのはありますが、猫としてはやっぱり出たいと思うんです。
一生を狭い家の中で暮らすくらいなら、危険があっても外に出た方がいいだろうなぁと、人間の私は思います。猫がそんなにいろいろ考えるかどうかわかりませんが。
3.室内飼いのメリット
こちらは安全・トラブルという点から言えば、メリットばかりです。そんな中でデメリットといえば、
運動不足、遊び不足でしょうか。
外に出た猫はいろんなものを見て触って捕まえて、肉体的にも精神的にも満足して家に帰って来ます。ですから家ではあまりドタバタせず、大人しくしているようです。
しかし室内飼いですと、猫の遊びたい欲求をほとんど飼い主が満たしてやらないといけません。つまり遊んであげないといけません。
猫が大好きで時間のある人は良いのですが、なかなかそうはいきません。特に2歳くらいまではずっと遊ぼう遊ぼうですので、人間の子と同様、ちゃんと相手をしようと思うとかなり大変です。
室内飼いは猫の行動範囲をかなり制限しますので、こちらもそれを補うだけの用意と覚悟が必要になります。
4.どちらがいいの?
一概にどちらがいいとは言えないでしょう。暮らしている環境も家のサイズも違います。
我が家は4年前に引っ越してくる前は、関東近郊の都心へ1時間ほどの住宅街に住んでいました。両隣に家がくっつき道路に面して庭の並んだよくある街並みです。
そこでは結局放し飼いにしていましたが、今思えばあそこでは室内飼いにするべきでした。
2.、3ブロック向こうは交通量はありませんがバス通りでしたし、なにより家が並んでいましたので、あちこちのお庭ににお邪魔し、きっと用を足すこともあったと思います。
放し飼い猫も結構いて、幸い苦情を受けたことはありませんでしたが、どう考えても迷惑をかけていたことでしょう。事故で猫を死なせてしまった事実からして、放し飼いをしてはいけなかったと反省しています。
現在の住まいは九州の片田舎、農村地帯の一角で、道路一本向こうには土塀に囲まれた大きなお家がありますが、我が家の周りに家はありません。田んぼと畑と草っ原です。
それでも1kmほど先に交通量の多いバス通りがあるので油断はできません。また環境が良いためか野良猫が多くケンカや病気の可能性はあります。
うちは今、9歳のおばちゃん猫「のん」と1歳にもならない男の子「チャッちゃん」の2匹います。のんは臆病で人見知り、外に出ても家の前のタタキでゴロゴロしたらすぐ戻ってくるので心配ありません。
問題はチャッちゃんです。室内飼いにしようと保護した時以来外には出していません。しかし、今外がすごく気になっていて、先日はついに玄関を自分で開けて出て行ってしまいました。これからは鍵を注意しないとなりません。
この環境ですので出してやりたい気もするし、でもそうはいってももしものことがないとも限りません。毎日帰ってくるまで心配です。猫が好きでない人もいます。何かあったらまた後悔するのは目に見えています。
それでも猫にとってはどうなのか、、、と思うと一生涯外には出さない!と決められないでいます。何が一番良いのか、、、ゆらゆらと揺れて答えを出せずにいます。
結局、猫を放し飼いにするか、室内飼いにするかは、社会的には出さない方がいい、けれど個人的には環境が許せばお好みで、、、ということになりそうです。
(追記 2017.2.23)
その後、飼い猫が外に出たまま戻ったきません。そのことでまたいろいろ考えが変わりました。それについてはこちらの記事で書きました。
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