継続は力なり★年を取って本当にわかる事

新年2日目。今日は娘と夫の剣道の初稽古がありました。今年は暖冬とはいえやはり冬は寒いです。こたつでみかんでも食べながらのんびりしていたいところをぐっと我慢して出かけました。
目 次
・初稽古
・剣道歴30年
・年を取ってわかる事
・コツコツ続ける事の凄さ
【初稽古】
みなさんお正月早々よく集まってきます。裸足のみなさんを横目に私はダウンコートに防寒足袋ックス、ネックウォーマーにひざ掛けという完全防寒体制で見学です。体育館はとにかく寒いのです。
地元の高校生の号令に合わせジョギングやら素振りやら次々と体を動かし、みんなどんどん頬が上気していきます。自分は温かい姿で高みの見物で申し訳ないのですが、小学生からお爺ちゃん(大先生です)まで一緒に体を動かして竹刀を交える姿は本当に素敵です。
【剣道歴30年】
夫は小学3年生から剣道を始め、ほとんど途絶えることなく30年以上続けています。転校もありましたし進学で引越しもありました。大人になっては転勤や転職もありました。それでも行った先々で道場を探し通い続けています。
ひとえに好きだからできたことなのでしょうが、剣道にどれだけ助けられてきたかわかりません。とくに最近の転職では本当にそれを実感しました。
40歳を過ぎての転職で関東から九州への引越しです。学校を卒業後入社してから20数年コツコツと積み上げた人間関係や信頼が全てなくなります。また一から作り直しです。不安だったと思います。
もともと人付き合いがあまり上手い方ではないので、新しい職場では苦労していました。正直なところ今も苦労しています。大丈夫だろうかと鬱を心配することも何度かありました。
それでも彼は剣道だけは行き続けました。とても楽しそうでしたしそこには居場所がありました。楽しく盛り上がれる飲み仲間もすぐできました。どこに行こうと勝手知ったる剣道の道場は彼にとって同じなのです。心落ち着く場所なのです。剣道に行かれる間は彼は大丈夫と思ったものです。
【年を取ってわかる事】
人は気付けば年をとっています。自分のことです。自分が年をとるとは思っていませんでした。なんて言うのも変なのですが、頭ではわかっているのに心では本当にはわかっていなかったのです。みなさんそんなものでしょうか?
今50代に入りましたがまだ気持ちは20代と大して変わらないです、ちょっと厚かましいですが(笑)。実際中身も大して成長したとも思えず、いつの間にこんなに年をとったんだろう?と不思議でなりません。
ですが周りを見回すと集大成のこの年齢になって、なんだか良くも悪くも差ができています。社会的成功、不成功というのもありますし、運、不運というのもありますが、一つ事をコツコツ続けてきたかどうかという差もあります。
一つの事をずっと続ける凄さを年をとってわかるようになりました。他のことは才能だったりお金だったり運だったり自分が頑張っても報われない事も多いですが、コツコツやり続ける事は誰にでもできます。なんの技術もいりません。でも実際にはとても難しくて誰にでもできる事ではないのです。
【コツコツ続ける事の凄さ】
下手でもなんでも続けていれば何か得られます。続けるということだけでもそれが積み重なれば自信となります。そして何年も続けた時そこには何かしら語れる程のものが身についています。夫を見てそう思います。何かを成し遂げている方を見ると、例外なく地道な努力を続けている人です。
自分を振り返って、私はコツコツ型の人間ではありませんでした。血液型B型、魚座でどの占いを見てもひらめき型感覚人間です。乗ればどこまでも舞い上がり徹夜で仕事を続けました。けれどその後はぐったりしてしばらく起き上がれない、乗らなければやらない、そんなタイプでした。
若い頃はそれでよいと思ってました。私にはないコツコツ型を凄いとは思ったけれど、努力して自分も頑張ってみようとはあまり思いませんでした。
今になってその重みがよくわかります。丁寧な地道な生き方に惹かれます。コツコツと努力する姿に涙が出そうになります。ちょっと気づくのが遅いですが気づいた時が始める時、年とともに私もそんな暮らし方を一つ一つ選んでいこうと思います。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。