何十年に一度の大寒波だそうです。どれだけ雪が降るのかと正直なところドキドキしていましたが、今朝起きたらうっすら雪化粧。良かったのですがちょっと肩すかしでした。でもこんな寒くて雪のちらつく日は、温泉にでも入りたくなりますね。今日は昔通った東北の温泉をご紹介します。
もくじ
目次
・秘湯めぐり
・日本秘湯を守る会
・東北の温泉マイベスト5
温泉好き
温泉好きはいくつの頃からでしょうか。家族と暮らしていた10代はそれほど温泉の思い出はありません。20代で東京に住むようになって、温泉好きの友人たちと伊豆の温泉に行くようになりました。宿は泊まりません、もらい湯です。
海が目の前に広がる露天風呂に出たり入ったりしながら何時間もおしゃべり。雄大な景色の中、体も心も裸でとても素直になれました。そこでいっぺんに温泉ファンになったように思います。
その後群馬県に引越し。伊香保、草津、薬師、宝川、長野県の軽井沢方面、新潟県の水上、越後湯沢方面と足を伸ばして温泉巡り。
さらにその後仙台に引越し。もう東北は温泉は多いし宿は安いし、それこそ水を得た魚のように休みの度にあちらこちらに出かけました。
日本秘湯を守る会
日本秘湯を守る会というのがあるのをご存知でしょうか?昭和50年に㈱朝日旅行の前身である㈱朝日旅行会の創業者であった故岩木一二三氏により創立されました。「秘湯」という言葉を造語されたのもこの方だそうです。バスも通わぬ交通の不便な小さな山の温泉宿33軒が集まって始まった会ですが、今は200軒近くの宿が登録されているようです。
私はどこだったか忘れましたが、この会に入っている温泉宿で会のことを知りました。この会に登録する宿を集めた本が出ていて、こちらの宿を利用すると一回泊まるごとにスタンプを一つ押してくれます。そしてなんと10個貯まると好きな宿に1回サービスという凄いスタンプ帳まであるのです。以降こちらの本から温泉を探して行くことが多くなりました。
【スタンプ帳のお申込・お問合せ】
㈱朝日旅行内 日本秘湯を守る会事務局
〒108-8308
東京都港区三田3-13-12 三田MTビル2階
電話番号 03-6858-9815
受付:月~金 9:30~18:00
私は立派な観光温泉よりも多少不便でもひなびた温泉宿が好きです。秘湯の会に登録されている宿も様々ですが、設備の違いはあれ雰囲気は皆素朴で人情の温かなところばかりです。どこを選んでも大きな失敗がありませんでした。
東北の温泉マイベスト5
結婚して関東に住むようになりお金もあまり使えなくなったので、それ以来温泉巡りをすることもめっきりなくなりました。もっぱら近くのスーパー銭湯に家族で通いました。
今幸運にもまた温泉の多い九州にやってきたので、子どもの手が離れたら(まだまだかなり先ですか)今度はこちらでスタンプ帳片手に秘湯巡りをしたいと思っています。
ですから今日のランキングは東北限定で私のよく行っていた20年前の記憶によるものです。また秘湯の会の温泉とは限りません。もし行かれる方は現在の情報を調べてから行かれてくださいね。
第1位 黒湯温泉 秋田乳頭温泉郷
どの露天番付でも横綱級の秘湯。古くて食事も質素で特別な何かがあるわけでもなく、きっと今の時代何にもないのが魅力なのかもしれません。とびきり人気があって紅葉の時期などなかなか予約がとれません。ひなびた小さな露天風呂と裸電球の内湯に、とどまることなくお湯が溢れています。・・・ひたすら静かです。
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第2位 鶴の湯温泉 秋田乳頭温泉郷
乳頭温泉郷にはいくつも温泉宿が集まっていてどこも皆良いのですが、あまりに黒湯が好きなためなかなか他に行かれません。こちらも素朴この上ない宿です。上記の黒湯は冬場は閉鎖されていますがこちらは新館の方で営業しています。乳白色の大きな露天です。こちらの宿は派手でない賑やかさがあります。
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第3位 峩々温泉 宮城
山の宿ですが部屋も料理も立派です。人のいない時間を見計らって行き、広いヒノキの木枠に寝っ転がって時々片手でお湯をかけながらいつまでもごろごろしていました。独身の頃友達と、病の父を連れて家族旅行で、新婚旅行でと私にとって忘れられない思い出の場所となっています。
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第4位 大丸あすなろ荘 福島二股温泉
日本秘湯の会の会長さんのお宿だけあって秘湯の会の中でもおそらく立派な宿です。私はもっとボロい宿の方が好みですが(笑)。露天がものすごく面白い!宿からかなり離れていて、浴衣の裾を持ち雪の中にズボズボ埋まりながら歩きました。そこに温泉と冷泉があって交互に入るのです。冷泉は勇気がいりますが頑張って入ると冷たくなくなるから不思議ですね。毛穴が閉じて熱を閉じ込めるのでしょう。そうやって温かい風呂に浸かったり、冷たい風呂に浸かったり、雪の上に寝っ転がってみたり・・・楽しく懐かしい思い出です。
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第5位 鳴子温泉共同浴場 滝の湯
こちらは車で1時間強で行かれ値段も安いので遠出できない時はいつもここでした。こちらも裸電球が温かく、ざわざわと地元の人も観光客も一緒に賑わっていい温泉です。湿疹に悩む友達は片道30分の道のりを毎日仕事の後ここに通って完治したと言ってました。
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番外 佐藤旅館 宮城温湯温泉
ものすごい時代を感じさせる建物に圧倒されます。おばあちゃん亡き後、脱サラした当時まだ30代のお孫さんが頑張ってついでおられましたが、5年前の震災の被害で現在休業中となっています。再会を目指して頑張っておられるとのこと陰ながら応援しております。
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こうやって見てみると、温泉そのものの良し悪しもありますが、結局そこにまつわる思い出がその温泉を忘れがたいものにしているんですね。当時の友達に連絡をとってみたくなりました。皆さんも温泉で良い思い出を作って来てください。
こんなステキなDVDが出てました。
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