5月に種を蒔いたり苗を植えたりした夏野菜。よく採れたものも全然ダメだったものもありますが、今となっては楽しい思い出です。
あーこれって人生と同じですねー
若くて一番美しい時、人生の夏の真っ只中にはいろんなことに一喜一憂、人生の一大事のように思い悩んだりもしたけれど、秋を迎えた年齢になってみるとどれもこれもそれなりに楽しい思い出です。
そんな懐かしい夏の置き土産ヘチマがぶらりとぶら下がったまま10月も半分を過ぎて、今日やっと実をもぎました。
ヘチマのスポンジって見たことありますか?現代の生活ではあまり使うこともなくなりましたが、時々雑貨屋さんで目にすることがあります。
用途はお風呂での垢すりや、輪切りにして台所の食器洗いでしょうか。今のように台所用スポンジのなかった時代にはきっとたいそうな便利グッズだったんでしょうね。
ヘチマのスポンジを作る作業は大変と聞いたことがありました。水に浸けて実を腐らせ繊維だけ残すそうです。それがその臭いが鼻がひん曲がるほど臭いそうで、、、
ちょっと覚悟していたんですが、、、
庭の手入れを怠って夏の庭のまま荒れ放題、そのまま10月に突入しました。ヘチマは植木鉢で育てていたので草は生えていないのですが、葉は枯れ実は茶色くぶら下がっています。
いい加減まずいと夏の庭を片付けました。支柱を抜き、枯れたトマトや小さな木のようになったナスを引き抜きました。
ヘチマだけは葉はまだ青く元気で花もいくつか咲いています。実はひと株に1つずつ2つあって茶色くなっています。
実を持ってみるとかさかさに乾いていて、振ると中で種がカラカラ鳴ります。包丁でお尻を薄く切ると、ザーッと種がこぼれました。
そして手でバリバリと皮をむいたらあっという間にヘチマスポンジの出来上がり!
今回ばかりは不精で正解♪ あの臭くて大変という噂はなんだったんでしょうかね。
種がたくさん採れました。
今年は思ったほど実がならなくてちょっと残念。植木鉢だと一株に1つか2つしかならないそうで、直播だともっとたくさん実をつけるそうです。
食べる以外にも実が役に立つってなんか嬉しくないですか?来年はもっとたくさん蒔いてたくさん収穫して食用や化粧水にも挑戦してみようと思います。