うちはよく猫を車に乗せてドライブをします。猫にとってはきっと迷惑なのでしょうが、夫も私も実家が遠いため、猫を見てくれる人がいない時は連れて行くことになります。猫とのドライブの注意点をまとめてみました。
もくじ
猫と一緒にドライブできる?
犬の場合、一緒にドライブとか、一緒にホテルとかよくあります。ちゃんとしつけのできている犬はご主人の言うことをよく聞くので、旅の友として出かける方多いですよね。
ところが猫、、、あまり普段ドライブしてるのを見かけません。基本、猫は無理強いされるのが嫌いです。気ままに自分のペースで動きたがります。そんな猫を長時間車に乗せてつれ歩くことができるのでしょうか?
答えは、一応大丈夫です。うちは年に2、3回、長距離ドライブしてます。今まで飼った4匹のうち3匹は大丈夫でした。4匹目は小さくてまだ行ったことがありません。
全然騒がずドスンと落ち着いている猫がいるかと思えば、ずーっと泣き続ける猫もいて、ドライブができるかどうかは猫次第とも言えます。車に乗ると吐いて吐いて本当にダメという猫もいるらしいので、そんな場合はお互いのために諦めた方が良さそうです。
普段、猫とドライブという機会はあまりないと思いますが、動物病院へ行く時や、少し遠回りして走ってみるとかして、自分ちの猫が車に乗れるかどうかを、事前に確かめておく必要があります。そうでないと当日載せられなくて慌てるか、乗せたものの具合悪くて猫にかわいそうなことになってしまいますので。
うちは初めての時、まずかかりつけの獣医さんに相談しました。答えはやはり猫によるということでした。もちろん普段通り猫は家にいる方がよいのですが、家族がいなくなるストレスと、家族は一緒だけど車に乗るストレスと、どっちもどっちだそうです。
猫を置いていく場合
それでは旅行に行く時ペットをどうするか、考えられる方法を3つ考えてみます。
ペットホテルに預ける
今はペットが本当に大事にされる時代で、ペットホテルもキレイで立派なところが増えました。夜は自分の個室で落ち着いて休み、昼間は猫タワーのある広い遊び場で過ごし、写メで様子を知らせてくれたりするそうです。
そんなところなら一応安心ですが、しかし当然ながらお値段もそれなりです。うちは2匹いるのでちょっと厳しいです。
ペットホテルの値段 (猫の相場)
一般的なケージ 2500〜3500円/1泊 広い部屋と遊び付き 5000〜10000円/1泊 * 時期や日数により値段がかわります。 |
家に世話に来てもらう
これはお金を払ってペットシッターに来てもらう方法と、知り合いに頼む方法とあります。
ペットシッターさんは信頼できる会社、人ならなかなかよいと思います。猫にとってもいつも通り暮らせて安心。値段も1匹だとペットホテルとあまり変わりませんが、数が多くなってもホテルほどには高くなりません。多頭飼いさんにはおすすめです。
ペットシッターの値段(猫の相場)
2500〜3000円/1回 1匹増えると500〜1000円追加 * 時間帯で料金が変わります * 交通費がかかります |
そしてもっとよいのが、親しい知り合いに来てもらうことです。毎日エサとトイレの世話をしがてら様子を見に来てもらえると本当に安心です。猫も知った人ならストレスも少ないでしょう。
一緒に連れて行く
そして、一緒に連れていくというのも選択肢の一つになります。車が苦手で吐いて困るという猫でなければ、車に乗せて連れていくことももちろんできます。
うちはお隣の奥さんが本当に猫好きで、1日2回家に来てエサとトイレの世話、そして遊んでまでくれました。そちらも猫を飼っていて時々海外旅行などされていましたので、持ちつ持たれつうちも猫の世話をしてあげて、よい関係ができていました。
こういう関係ができるならば猫にとってはベストだと思います。でもうちの場合お隣が引っ越してしまいお願いできる方がいなくなりましたので、それからはほとんど一緒に連れて行くようになりました。
猫とドライブする時の注意点
距離と時間
猫をドライブに連れて行く場合、どれくらいの距離、時間なら大丈夫でしょうか?
うちは混み具合によって5〜10時間程のドライブですが、猫が落ち着かずに泣くのはいつも最初の1時間です。この間は猫にもよりますがずっと鳴いてます。
その後は諦めて鳴き止みます。ですから人間も猫も最初さえクリアできればあとはなんとかならんではないかと思います。休憩をきちんと挟んで行けば、1日車で移動でもいけるんじゃないかしら。
走行中は何も口にしませんし、慣れていないとトイレもいきません。ですから1時間に1回ほど休憩を入れてあげてください。外にでなくても車が動かないだけで落ち着きます。
トイレと餌
うちは車の中でケージに入れずに、猫用ハーネスとリードでワゴン車の後ろの方につないでいます。そしていつも使っているトイレを使えるように置いています。落ち着いてくると移動中でもトイレを使っています。
餌と水はパーキングなどに車が止まった時にやります。水は飲みますが、餌は今まで一度も食べたことがありません。やはり餌を食べるどころではないんですね。かなりのストレスなんでしょう。
うちの場合は目的地につき、猫の居場所を整えてやると、まずは周りを調べます。ひととおり調べて落ち着くと、途端にすごい食欲でカリカリを食べ始めます。
車内の安全
よく犬を抱いて運転している人を見かけますが、見ていてとても怖いです。ご本人は愛犬のことがよくわかっていて大丈夫と思っているのでしょうが、見ている方は不安です。実際急ブレーキや何か起こった時、犬が普段とは別の行動を起こすことも考えられます。
猫も当然ですが車内で放し飼いはとっても危険!どこに潜り込むかわかりません。ケージに入れるか、出すときは必ずリードでつないで、運転者に近寄れない距離に置いてください。
脱走対策
旅先で猫が迷子になったら、、、想像するだけで悲しくなります。戻ってこない可能性高そうです。
ドライブの間中、ハーネスとリードは必需品です。外さない方がいいです。特にドアを開ける時は気をつけてください。リードをつけたまま飛び出ることもありますので、リードは必ず車や大きな荷物などにつないでおきます。
うちはパーキングでも猫は外に出しませんでした。たくさんの人がいる知らない場所はストレスが増えるだけだと思います。
ストレスを少なくするため
1〜2時間鳴いてそわそわした後は、いつも足元や荷物の間の狭いところに潜り込んでいました。ケージや箱を用意して自由に出入り出来るようにしてやるといいです。暗くて狭いところが落ち着くようです。
また、走っているとチカチカと入ってくる灯が気になるようです。ケージや箱の周りを布で覆って、灯をさえぎるようにしてあげると落ち着きます。
まとめ
猫を長時間のドライブに連れて行く時の注意点
⚫ 事前に車が大丈夫か試してみる。車に乗せて近場をドライブしてみる。
⚫ 車内ではケージ内に入れる。もしくはハーネスとリードで固定する。
⚫ 休憩をきちんととる
⚫ 休憩の時にトイレと餌
⚫ 暗くて狭い場所を用意
そして目的地に着いたら、ゆっくり休ませてあげてください。今日一日いろんなことがあって、緊張とストレスでヘトヘトになっていると思いますから。
猫とのドライブに使えるグッズ
キャリー
キャリーは外に出す時の必需品です。小さくてもいいですが大きいとそのまま車の中でもいれておけるので重宝します。
ハーネス
これも必需品、車の中でも長時間になると抱っこしてあげたくなります。ハーネスでつないであると安心です。
トイレ
うちはワゴン車だったし、行き先での滞在も長かったのでいつも使っているトイレを持って行きました。
短い旅なら携帯トイレもいいみたいです。
餌入れ、水入れ
こちらは工夫された作りで多少の揺れでは水がこぼれない仕組みになっているそうです。
臭い消し
車の中も使いますが、帰省先が猫を買っていない家なので、臭ってはいけないとしょっちゅうシュッシュします。
猫との帰省はなかなか問題も多いですが、愛猫とずっと一緒にいられるという喜びもあります。工夫して少しでも猫のストレスが和らぐように考えてあげてください。
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