昨秋、初めて柿酢作りに挑戦しました
Instagramを開いたら柿酢の作り方ライブがいきなり目に飛び込んできました。
興味のありそうなことを勝手に見せてくれるとは、ほんとうに便利な時代!(お節介すぎることも多いですけど)
手作り調味料っていうとかなりハードルが高そうなんですが、この柿酢作りは呆気ないほど簡単です。昨年大豊作だった庭の柿で作ってみました。
柿酢作り方
私はInstagramの動画を参考にしました。(@akane_joichiさん)
調べるとたくさん作り方が出てきて、材料や完成までにかかる時間など様々です。
作り方はこれに限りませんので、いろいろ見くらべて試していただけたらと思います。
材料、道具
・柿(熟れているものの方が早く発酵する)
・消毒した甕やビン
手順
①瓶の消毒。
熱湯、アルコールなどで
②柿の汚れを布でかるく拭く
柿の表面の白い汚れのようなものが発酵に必要な大事な菌なので水で洗わずに拭くだけ。
③ヘタをとる、痛んでいるところも切り落とす
④ぎゅーぎゅー押し込みながら瓶に詰めていく
今回の柿は硬すぎました。切って入れて置いたら2日たっても水分が全く上がらず。そこで消毒した金づちでたたいて入れ直しました。熟した柿の方がいい、熟しすぎの柿もOK。
⑤1日1回かき混ぜる
空気の当たっているところからカビやすいので上下を入れ替える
白い膜や少しの白いカビは大丈夫だそう、そのほかの色のついたカビはアウトだそうです。
しばらく触らずに放置してたらこんな膜ができててびっくり!これが酸膜酵母菌といって大事な菌です。薄い膜ならそのまま混ぜこんで、分厚い膜は取り除きます。実はこれがコンブチャのもと、これについては後半で。
⑥これを1~2ヶ月程放置して漉したら完成。
放置しすぎると酸膜酵母が酢酸を食べてしまうので酸味が緩くなっしまうそうです。
まずは粗い目の布に包んで
重し
向きを変えながら2日ほど置きました
次に目の細かい布でもう一度濾すと
こんなになりました
最初の量を測り忘れたため、どれくらいの柿からどれくらいとれるか分からないんですが、おおよそ最初の量の4~5割くらいとれたような…
小さなビンに入れてちょこちょこあちこちに差し上げて、下の写真の量残りました。
右のビンは、食べようと置いてあった柿がずくずくになってきたので、こちらも急遽柿酢にすることに。ただビンに放り混むだけなので本当に楽♪♪
お味はとってもまろやかで、健康酢として飲めそうな感じ。置いておくともっとまろやかになるそうなので楽しみです。
コンブチャ作り
さて先程途中で取り出した白い物体、酸膜酵母の塊ですが、調べたらこちら、コンブチャのもと(スコビー)だそうです!
コンブチャ、名前だけはよく聞くんですが口にしたことありません。体に良い飲み物で、海外で流行ってるオシャレな健康法くらいの知識でした。
でもこれ実は紅茶キノコだそうな!といっても若い方は知らないですよね。私が子供のころ一大ブームがあって、その名の通り紅茶に浮かんだキノコみたいなものを育てるのが流行ってました。
わが家でも母が何やら大事そうにガーゼをかけたビンを見せてくれたの覚えてます。あれいつの間にか無くなったなぁ〜
もう味も忘れてしまった紅茶キノコとウン10年ぶりにここで再会です。特にやりたかったわけではないんだけれど、できてしまった命は捨てられない。とにかくやってみましょう。
白い塊をすくいあげて、
砂糖を入れ冷ましたルイボスティーに投入、甘さは500mlに40g
1週間程で飲み頃らしい。
紅茶キノコの味も忘れ、コンブチャは飲んだこともなく、正解が分からない中での試飲はちょっと怖々。
1週間たって飲んでみるとかなりな酸味で、正直な感想は 酢やん!でした。
それでも毎日健康酢と思って飲んで、その後何度か作り直してます。今では3日目くらいの少し甘みの残る時から飲み始め、徐々に酸っぱくなってきたー!と味の変化楽しんでます。
コンブチャが本当にこれで良いのか、ちゃんと発酵してる?と少し不安ではあるものの、1ヶ月飲み続けても得にお腹を壊すこともないので、とりあえず続けてます。大きな変化も感じないけれどしばらく続けてみます。
もし作られる方は作り方をよく調べて、自分の鼻と舌で確かめて、自己責任でよろしくお願いします。
こんな感じで秋に庭になった柿、それも塾しすぎて食べない柿からお酢と、予定外のコンブチャまで楽しめました。
改めて知恵ってすごい!そして知識ってすごいですね。昨年まで庭の柿は普通に食べる以外、カラスのエサになってましたもん。でも今年もカラスの分もまだまだ残ってるから大丈夫ですよ〜