お土産にアロハをもらいました。
サイズはぴったり、袖も短めで可愛いです。
でもアロハなので派手です!
せっかくなので一度は着たのですが
落ち着かない。
可愛いのです、本当に。
でもやっぱり落ち着かない。
着ている間中、そわそわします。
このままでは多分もう着ないと思います。
いくら可愛くても、例えば人から似合うと言われても
自分が落ち着かない服ってタンスの肥やしになります。きっと。
それでなんとかならないかと考えて、、、
あまりいい考えは思いつかず
ええいままよ!
と漂白してみました。
そのアロハがこちら
かわいい色ではあるのだけど、、、やっぱり着ないな。
それで漂白して色を落とすことにしました。
理想はこのまま全体に薄くなって、洗いざらしたナチュラルな感じになったらいいな♪
漂白剤はまずは規定通りに1Lに5g
裏を見ると生地を痛めたり色落ちする場合があるので2時間以上は浸け置きしないとかいてあります。
ということは2時間以上すれば色が抜けるということかな?ということで様子を見ながら置くことにしました。
ムラができないように水は多めに2L用意。漂白剤も倍の10g
アロハをつけます。ちょっとドキドキ
でも何も変化はありません。そりゃそうだ2時間までは色落ちしないんだった。
ところが2時間おいても、3時間おいても変化なし。
半日おいても変化がなかったので漂白剤を倍に増やしましたがやっぱり変化なし!
どんだけしっかり染めてあるんだこのアロハ!
倍量で半日おいても全く変化なしで翌日。
だんだん意地になってドバドバと漂白剤を継ぎ足しました。
ごめんなさいもう濃さはわかりません。すごい入れてます。
布が痛むかな、、、と心配しながらももう止まりません。
それでしばらく放置してみたら、、、
30分ほどで抜けました!抜けました!
抜け始めたらみるみる薄くなっていきます!こりゃ大変と大慌てで引き上げてじゃぶじゃぶ洗います。
うーん、思ったようには抜けないのね。
もっと青が残って欲しかったんだけど、青から先に抜けて、赤が強く残ってます。紫はもともとこげ茶だったところの青が抜けて紫になってしまいました。
難しいー
どうしようかと迷って、いっそのこともっと霞ませてしまえ!とコーヒー染めすることにしました。
◆コーヒー染め
1、まずは布の下処理、自然の染料は落ちやすいしおまけにアロハの素材が綿なのでタンパク質処理が必要です。
簡単に説明すると、ウールや絹のように動物性の素材の布は染料が染み込みやすいのですが、綿や麻は染まりにくいので事前に大豆をすりつぶした汁や牛乳につけて繊維にタンパク質を含ませてから染色します。
私もうろ覚えの知識ですのでこの辺り詳しく知りたい方は調べてください。
大豆よりお手軽なので今回は牛乳をつかいます。たくさん使うともったいないので牛乳を1/3ほど入れた水に1時間ほど布をつけたらそのまま絞ってよく乾かします。下処理はこれで完了です。
2.、コーヒーの出し殻をたっぷり(今回は20杯分ほど)を布がかぶるくらいの水と一緒に鍋に入れグツグツ煮ます。
ここへ布を入れて1時間ほどで置きました。コーヒーかすは後で洗い流せばOK。
そこで色止めにお酢を少し入れてまた15分ほどおきます。
この後しっかり水洗いして脱水して干しました。
そうしたら、、、
あら下処理をしたせいか思いの外コーヒーがよく染まりました!でもこれじゃ染まりすぎ、好みじゃない。ごめんなさい写真は撮り忘れました。
ということで、また少し漂白剤につけました。
ごめんね〜どんだけ痛めつけるんだ〜
ということで、結果はこんな風に落ち着きました。
雰囲気すっかり変わっちゃったけど、着古した感にはなった、、、着古しすぎ?
どうだろう、これなら落ち着くかな、、、
微妙な色合いなので真っ白とかきれいな明るいデニム持ってきたらいいかも。
ということで成功か失敗かわからないけれど、とりあえずやってみたので記事にしてみました。参考にもならないね、、、
専門の色抜き剤を使えばまた違ったのかな?
みや古染の脱色剤 コールダイオール 30g FINE GOOD'S
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なかなか難しいけど派手すぎて絶対着ないって服あったらお試し下さい。染色同様わくわく楽しいです。
今回やってみてコツは、
・手が荒れるのでゴム手を使用
・端切れがあればできればそれで試してみる
・色が抜け始めると早いので様子を見ながら引き上げてすぐ水洗いする
・濡れた状態だと色が濃く見えやすいのでちょっと濃いぐらいでやめる
着られない服が生き返りますように♪
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