米ぬかって身近にありますか?うちは家で精米するのでその度に米ぬかが出ます。それを台所に置いてあったら、遊びに来た娘の友達に「これ何?」と聞かれました。ぬか漬けは食べたことあっても、何からできてるのか知らない子もいるみたいですね。
米ぬかについて
いつもどんなお米を食べていますか?うちは裏の田んぼで作られるお米を年間契約で分けてもらっています。大きな冷蔵庫にいれてくれてあって、欲しい時にいつでももらえるので助かってます。
30kg袋をよいしょともらって帰って、家の精米機で食べるつど精米します。うちが使っている精米機はこれ。
以前カタログハウスでもこちらをすすめていたのでよいみたいですよ。他を使ってないのでわからないですが、不都合を感じたことはありません。
玄米も時々食べますが子どもが嫌がるので、うちではメモリの一番下の3分搗きにしています。少し搗くだけでずいぶんと食べやすくなります。
そして米を精米すると中の白い米粒と茶色の粉に分かれますが、この粉が「ぬか」です。3分搗きだと5合の米で1/2Cのぬかがでます。
うちは毎日5合を1度か2度炊きますので、毎日1/2から1Cの米ぬかが出ることになります。これを捨てるのはあまりにももったいない!
米ぬかの栄養
米の栄養の90%以上が、実は米ぬかの方に含まれていると知ってましたか?「粕」(カス)という字は白米と書きます。wikipediaで調べると次のようにあります。
かす(滓、糟、粕、残渣)は、原料となる液体や固体などから目的の成分を取り除いた後に残る不純物やあまりの部分。絞り残りなど。元の意味から、必要のない転じてくだらないものを「かす」という。「屑」と同義。「あいつはカスだ」などと言えば侮辱になる。
精米してでたカスがぬかではなく、ぬかをとったカスが白米という、なんともややこしい話です。
昔江戸では脚気がはやり、江戸病とも呼ばれました。脚気はビタミンが不足して起こる病で、心臓機能の低下、下肢のむくみ、しびれなどを起こし、当時は命に関わる病でした。江戸は地方と違い贅沢で、白米を搗いて食べるためこの病が多く、江戸病と呼ばれるようです。
このことからもわかるように、ぬかは栄養成分が豊富で、ビタミン、ミネラル、食物繊維などがたっぷり含まれています。やはり捨てるには忍びない。
米ぬかの利用法
米ぬかは本当にいろいろと利用できます。食べてよし、洗ってよし、磨いてよし、肥料によし、、、数え上げればきりがありません。
うちの場合 毎日出てくるので、面倒なことは続きません。たまにお菓子に焼きこみますが毎日は食べないし、床も白木なら磨くかもしれませんが、合板なので水拭きです。
そこでガラス瓶に入れて洗剤として使っていますが、これはすこぶるいいです。油よごれもよく落ちるし、手も荒れません。ちょっとしたこびりつきやシブもこすり取れます。
うちはほとんどこれだけなのですが、たまに顔もこれで洗います。普段ほとんど石鹸を使わず水洗いです。それでたまに米ぬかを少し指先とって小鼻のまわりをごりごり、おでこもゴリゴリ、あとはそのまますすぐと少しすっきりします。糠袋に入れてお肌やかかとを磨くとツルツルになるそうですよ。私は面倒でやったことないですが。
わざわざ買ってくることもないと思うのですが、もし手に入るならいろいろ試してみて下さい。買ってきて一度にたくさんある場合は、酸化防止と虫予防のため一度炒っておくとよいそうですよ。