知り合いに熱烈なももクロファンがいます。頼まれてももクロ人形を作りました。
ももクロの名前だけは聞いたことがあったんですけど、何人グループなのか、AKBと何が違うのか、さっぱりな50代の私です。それでもイメージをつかむために写真や動画をたくさん見ているうちに、妙に親近感がわいてきました。
詳しい作り方は書ききれませんが、以前作ったももクロ人形の製作覚書です。
はじまりはしおりん人形でした。
黄色い子だけお人形が発売されていて、他の子のお人形はないんです。
知人は緑のももかファンでして、ももか人形作って〜と頼まれました。
下の画像の黄色いしおりんだけが本物で後は合成です。こんな感じで〜と渡されました。
www.tomo-zone.com/momoclo/20131118221123.php
この画像を作られたトモゾウさんは熱烈なももクロファンで、サラリーマンをされながらイラストを描いてらっしゃいます。
今回素敵なイラストに本当にお世話になりました。
ちなみに私のように知らない方のために(そんな人いないか)、こちらがももクロことももいろクローバーZです。
●作り方覚え書き
この人形を作ったのはもう2年前で、そのころブログを書いてたらもっと詳しい作り方と写真を残しておいたんですが、あまり写真が残っていません。簡単な説明でごめんなさい。
昔、布人形作りに凝ってまして、そのころ覚えた作り方が基本になっています。
興味のある方はこちらの本をどうぞ
今回はしおりんと同じ感じで〜ということですので、しおりんのサイズを測って、観察しながらなるべく同じように作ります。胴体や手足の型紙を作り、見本を真似ながら縫い、綿を入れます。
頭は少し小さめの芯を縫い、中に固く綿を詰めて、その周りに顔の形に綿を巻き、上から肌色のニットを被せます。
図に書き忘れましたが、綿を小さく硬く丸めて鼻につけて、それから布をかぶせます。
胴体に綿を詰めて、その中に首を埋め込んで縫い付けます。手は後からつけています。
ここまで出来たら後は洋服だけ。スカートを縫い付けたり、スパンコールを貼ったり、雰囲気が出るように飾ります。
さて一番大変なのは顔!今は簡単に布に印刷できたりするので、そういうのを利用すると簡単なのでしょうが、なんとかあるもので済ませようとするのが私の悪いところでも良いところでもありまして、今回もイラストを見ながら黒糸で刺繍というアナログな方法をとりました。
まずはたくさん写真や動画を見て自分の中にイメージを固めます。それから良さそうなイラストを見つけて人形の顔を作っていきます。最初からイラストだとイラストを描いた人のフィルターを通してるのでわかりにくいんです。自分のイメージを最初に作るのが似せるコツかもしれません。
見本のイラストがあっても、立体的な丸い顔の上に乗せるとずいぶんイメージが変わってしまって、思うような顔になってくれません。似せるのは難しい~
こちらはアイロンで布に転写できる紙です。これに印刷して貼ったら上手くいくかもしれませんね。
♥momoka
一人目はももかさん。どうなることかと恐る恐る始めました。
髪を結んで飾りをつけたら、ぐっとももからしくなりました。しおりん人形と並べるとこんな感じです。
♥AYAKA
あーりんさんはちょっとぽっちゃりな美人さんで、特徴を出すのが一番難しかったです。一度刺繍で顔を作ったのに全部解いてやり直しました。それでもまだ雰囲気がつかみきれてません。
♥RENI
れにちゃんは気に入ったイラストがなくて、これもちょっと苦労しました。どのイラストもれにちゃんの目って一本線で描いてあるんですよ。似てるんですけど人形にするには手抜きな感じでやだなと思いまして、あちこちから雰囲気のでる目を探しました。
イラストを顔の大きさに合わせて拡大縮小コピーし、パーツを切り抜いて顔に乗せ、良い位置を決めます。
決まったら水で消えるチャコペンで軽く印を付け、横にイラストを置いて見ながら刺しゅうしていきます。超あなろぐです。
人形って作ってる最中は怖いですね〜
こんな感じになりました。いっぱい調べて苦労したので、個人的にはれにちゃんに一番思い入れがあります。
♥KANAKO
特徴の捉えやすいお顔で、一番作りやすかったかなこさんです。4人目だったから慣れてきたのもありますね。
暑い時期に作り始めたのに、全て完成したのは冬。
寒そうなのでクリスマスの装いをしました。
ももかとあーりんはすでにもらわれて行った後、残る二人はサンタ帽子とマフラーでおめかしです。
ほかの3人の分も帽子とマフラーをお届けしましたよ。
友達からはとーっても喜んでもらえて、首にぶら下がりライブに連れて行ってもらいました。
ももクロファンってこんないでたちでライブに行くんですねー(◎_◎)
こちらも合わせてどうぞ