ランチョンマット使ってますか?
うちは布を縫ったものを何枚か用意して、その時々気分で使っています。
忙しかったり余裕がない時は、今日はもういいやとマットなしで食事をする時もあるんですが、そうするとなんだか味気ないです。
同じ料理がランチョンマットのあるなしで格段に見栄えが違います。
後、ランチョンマットをひいてご飯を並べるというそのひと手間で、逆に忙しい時間と気持ちをリセットできるんです。
慌ただしい時にこそランチョンマット、使ったことのない方は一度おためしください。
今日はランチョンマットのサイズについてちょっと考えてみました。
後ろの方に一枚仕立てのランチョンマットのきれいな縫い方も紹介しています。
もくじ
◆裏地付きと一枚仕立てどっちがいい?
ランチョンマットを作ろうとする時、ニ通りの作り方が考えられます。裏地をつけて2枚重ねになっているものと、1枚仕立てのものです。どちらでもお好きな方でいいんですが、それぞれの特徴をあげてみました。
【裏地付き】
2枚の布を合わせて裏表つかえるタイプです。裏表違う色柄の布を使えばリバーシブルで使えてとってもお得な感じです。
縫うのも中を表にして2枚合わせて縫ってクルンと裏返すだけなので一枚仕立てよりずっと簡単。厚みがあるせいかあまりシワが気になりません。
といいことばかりで私はいつもこればかり作っています。
ただ気をつけないといけないのは、裏表2枚違う布を合わせる場合、使っているうちに裏表の布の縮み方が違ってだんだんずれてくることがあります
これは使う前によく水につけて事前に縮めておくなどして防ぐことはできますが、ちょっと手間がかかります。
他にも一枚仕立てに比べてかさばること、洗濯の後乾きにくいこと など難点もあります。
【一枚仕立て】
これは字の通り一枚の布でできていて、端を折って縫ってあります。
薄いので汚れても気楽に洗ってすぐ渇きます。かさばりませんが、シワが目立ちます。
幼稚園や小学校に持っていくには軽くて洗いやすくすぐ乾くので、このタイプがおすすめです。
◆ランチョンマットの大きさはどれくらい?
【日常使い】
市販品を計ってみると 縦30〜33cm、横40〜43cmくらいが一般的なようです。
うちで普段使っているものを並べてみました。机のサイズは140×80cm、このランチョンマットは縦29cm横41cmです。なるべく無駄が出ないように布を切るので、うちのランチョンマットはその時々でサイズがかわります。なので今回も中途半端な数字。とりあえず平均サイズです。
このサイズだとゆったり置けます。詰めれば6人分でも置けそうです。
こちらは縦35cm横45cm。先ほどのランチョンマットに比べて左右に5cm広がるとずいぶん大きな印象です。
自分で作るなら自由に大きさを決められるので、テーブルに合うお好みのサイズで作ってみてください。
【保育園、幼稚園】
うちの子供の通った幼稚園はランチョンマットは使いませんでした。お弁当持参だったのでお弁当包みをそのまま広げてナフキンにしてました。
日によってお弁当持ってお散歩に出かけたり、日当たりのいいデッキで食べたりまちまちだったので、特別ランチョンマットは必要なかったようです。
お弁当袋に入れている子もいましたが、うちはハンカチサイズの布の対角線に紐をつけて包んで結べるようにしてました。普通のハンカチでは結びにくいですが、こうすると子供でも結びやすく、毎日チャレンジしていると知らず知らずにひもを結べるようになります。
おおざっぱな絵ですがこんな感じです。ハンカチが大きいと布があまってうまく結べないので、対角線がお弁当箱の長い方をぐるりと回りすぎないサイズにするのがポイントです。
ランチョンマットを使う場合は、園児の机サイズに合わせてランチョンマットもかなり小さくなります。大きすぎてひっかかってお弁当を落とすなんてことにもなりかねませんので、小さめがよいと思います。一般的な幼稚園のトレーサイズは25×35cmほどですので、それと同じかやや大きいくらいが適当でしょう。
【小学校】
こちらも体が小さいから小さめかというと違うんです。私うちの子の時に実は失敗してます。トレーの上にランチョンマットをひくものだとばかり思って小さめを作ったんですが違いました。
まず机の上にマットをひいて綺麗にして、その上にランチトレーを置くそうです。よく考えたらそうですよね、トレーの上にいちいちランチョンマットをひくのを待っていたらなかなか給食が配れません。牛乳ひっくり返したらおおごとになるし。
一般的な30×40cmサイズをトレーの下に敷くと重なってほとんど見えなくなってしまいます。なのでランチョンマットのサイズはかなり大きめがいいです。
現在の学校の机のサイズは 40×60cm か 45×65cmなので、机からはみ出さない大きめのサイズで たて35〜40cm 横55〜60cmで作れば間違いなさそうです。
◆ランチョンマットサイズまとめ
めやす ●日常使い たて30cm よこ40cm ●保育園幼稚園 たて25cm よこ35cm * 弁当包 たてよこ 35〜40cm ●小学校 たて40cm よこ60cm |
◆ランチョンマット(一枚仕立て)の作り方
園や学校へ持っていく一枚仕立てのランチョンマットをつくります。額縁縫いという角の縫い方を覚えておくと何かと重宝します。簡単でとてもきれいに仕上がりますよ。
まずは動画をご覧ください
詳しくはこちらをどうぞ
今回は縦40cm×縦50cmの布を用意しています。出来上がりは35cm×45cmです。
縁を三つ折りしてアイロンをかけます。1度目は7mm、2度目は1.5mmで折りました。
開くとアイロンの跡が付いています(青い線)。🔵のところが出来上がった時角になります。
端を1度折ったものを対角線で半分に折ります。中が表です。
出来上がりの角になる🔵のところから、折山に垂直に線を引きます。そこを縫います。
5mmほど残して縫い代を切ります。
折山の角も斜めにカットします。
縫い代を開いてアイロンで抑えます。
ピンセットで挟んでひっくり返すときれいに返せます。
もう一度ぐるりと三つ折りにアイロンをかけます。角に四角く切った厚紙をあててアイロンをかけるとピシッときれいに決まります。
三つ折りの端をぐるりと一周ミシンで押さえます。
三つ折りをミシンで抑える時のコツは、抑え金の端(青い線)を三つ折りの端(黄色い線)に重なるようにしながら縫い進めるとミシン目がきれいにそろいます。
こんな感じになりました。
ランチョンマットの他にも食器ふきん、ハンカチ、風呂敷など裏のない布の端の始末に重宝します。 やってみてください。