こんにちは、かやです。
だんだん秋らしくなって来ました。暑くもなく寒くもなくいい季節ですね。
私は一年中甘酒を楽しんでいます。塩麹も台所にかかせなくて、作るときは多めに作って人にあげたりもするので、糀の使用量はかなり多いです。
でも糀ってたくさん使うとかなりな出費になります。簡単に家で作れないかなぁ、、、常々思いながら大変そうでなかなか手を出せず、、、
それが最近、とーってもとっても簡単に増やせる方法を知りました。
今日はそちらをご紹介。
◆糀起こしは難しい
もうずっと甘酒を愛飲してます。20代のマクロビにハマってたころからだからかれこれ30年!(いつの間にそんなに歳を、、、)
糀を買うのがもったいなくて一時糀起こしに挑戦したことがあります。本を見て、お米を蒸して、取り寄せた糀菌を植え付けて、人肌くらいで冷めないように保温し続けて、、、
何回かやりましたが赤や青の美しいカビが生えたり、全体に茶色くなったり、、、どう見ても見知った糀とは違う。食べる勇気もなく廃棄。そんなことを何回か繰り返して、おおざっぱな私には合わないわーと諦めてしまいました。
しかし!今回とーってもとっても簡単な方法を知ることができました。まずは作り方をどうぞ
◆糀の作り方(増やし方)
材料
米 3合
糀(市販品) 1/2カップ程 適当です
1.洗った米を一晩たっぷりの水に浸けておく。
2.米を1時間蒸す。結構硬くて失敗したおこわって感じ。これ以上蒸しても変わらなかったので不安ながらやってみたら結果は大丈夫でした。
3.人肌くらいに冷ましてほぐした麹と良く混ぜる。
4.きれいな容器に入れ乾いたふきんかキッチンペーパーをかけて放置。フタは閉めない。(写真のフタはのせてあるだけです)
5.時々きれいなスプーンでかき混ぜる。
6.2日目(翌日)持ってみたらぽわんと温かく、胚芽のところが少し白くなって来てます。全体に茶色いのは5分付きのお米だから。
7.3日目、朝見てみたら真っ白に花が咲いてました‼︎
手に持つととても軽くて中までしっかり糀になってる。
なんかね、買ってくる糀よりふかふかで上等な気がして、もう感激です。
◆糀作りの感想
うそでしょ!簡単すぎる!以前やった時のあの手間はなんだったんでしょう⁈
何回も変な色のカビが生えたので多分湿度が高すぎたんですね。今回はフタをしないので適度に乾いていい感じ。
季節は10月初めで最近の気温は20度前後です。菌は高温では死んでしまいますが低温では時間がかかるだけで失敗は少ないようです。
プロの方から見たらとんでもない方法かもしれませんが、私はこんなに上手に出来たのは初めてですヽ(*'▽'*)ノ
このやり方はいろいろ探していて、アメリカにお住いのもめんさんのブログで見つけました。おそらく私以上に糀は手に入りにくい環境でしょうね。他にも本当にいろいろ工夫されて手作りされてらっしゃいます。今回はお世話になりました。
こんな簡単に本当にできるの?実は半信半疑でとりあえず試してみたので、はじめは写真も撮ってなかったんです。でもあまりに美しい糀の花を見たとき、感動してこれは伝えたいーと記事にしました。
いまの季節が良かったというのもあるかもです。
真夏はどうでしょうか?冬は少しは保温した方がいいのでしょうか?でももめんさんは一年中このやり方と書かれていらしたように思いますから、私も冬に夏に試してみようと思います。
◆追記(2017.11.29)
ここのところぐっと冷え込んで朝晩のストーブが手放せません。最低気温は10度をきることも。
そんな中このやり方で糀作りに挑戦しました。
結果は5日待っても変化なし!蓋をしていないのでカビも生えず、乾燥してお米は固くなってます。
やっぱりこの温度ではダメなんですねー
アメリカとは気候の違いもあるのかもしれません。
それでも固くなったお米と糀をまぜたものを、ダメ元でコタツの隅に起きました。
上にキッチンペーパーをしき、その上にフタをしました。埃が入るのでフタは完全に閉じましたが密閉にはなりません。
そして置くこと2日。
なんとなく白いホワホワが増えて少し全体が固まってきました。それでも手で持つとばらっと崩れます。
もう少し置こうかどうか迷ったけれど、とりあえずこの糀で甘酒を作ってみました。
結果、ちゃんと甘い甘酒になりましたよー!
以下私の感じた糀作りのポイントです。真実はわかりませんがご参考までに。
糀作りのポイント
●温度はある程度いる ●湿度はいらない |
◆菌の力を信じる
今回久しぶりに糀起こしに挑戦したわけは、町の味噌屋さんで糀を買えなかったのです。いつも味噌屋さんの自家製糀を分けてもらっていたんですが、先日買いに行ったら一人当たりの販売量が決められてしまって欲しいだけ売ってもらえませんでした。ショック。
糀、また人気出て来たのかな〜、嬉しいけど買えないのも困りもの。それでまた久々に作ってみようかな〜な思いがムクムクと湧いて来ました。
ないというのはいいですね、あると甘えるけどないんだからやるしかない。私の憧れるローラの父さんと母さんもおしゃれな暮らしをしようとしたんじゃなくて、ないことであんなに豊かな手作りの暮らしをしてたんですよね。
それにしても子育て中の母として、放っておくと上手く行くというのはなんだか糀だけに限らないお話に聞こえます。菌の力(本人の力)は思う以上にたくましいのかも、、、深読みのしすぎでしょうか。
それではまた〜
糀好きの方、ぜひお試しください。
◆注意!(2019.5.20追記)
この記事を見ながら作ってくださる方、ありがとうございます!少しでも参考にしていただければうれしいです。
ただ口に入れるものですので、くれぐれもご注意くださいね。ご自身の目と鼻で大丈夫かしっかりみて、ご自身の判断でご使用ください。
このブログはわたしの個人的な体験ですので同じようにできるかはわかりませんのでよろしくお願いいたします。
発酵は腐敗と背中合わせです。いろんな色のカビが見えればもちろん失敗とわかりますが、微妙ーな場合も多いです。
市販の糀を何度か使ってみて、手触り、匂い、味をみて、糀はこんなもの!というのをわかってから、自作にチャレンジされてください。
そして少しでも不安がある場合は、もったいないですが「堆肥」にして下さーい!(捨てて!とは辛くて言えないです。堆肥にしてください)
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