こんにちは
先日、ずーっと気になっていた肌かけ布団の破れをお直ししました。
破れたところに布を当てて手縫いでちくちくしました。手縫いなんでちょっと時間はかかるんですが、柔らかくてほっこりいい感じになりましたよ。
お直し動画
お直しの様子はこちらの動画でどうぞ
パシーマのキルトケット
この肌がけ、知ってる方も多いかもしれませんが「パシーマ」と言います。
生協の広告をみて試しに一枚購入したら、なんとも言えずほわっと包まれる感じが気持ちいいこといいこと♪
そして広告の説明通り、買ってすぐより洗うほどにやわらかく肌触りが良くなってきて、なんていうか赤ちゃんの肌着やお布団に触れてるようなそんな気持ちになるんです。
それまでわが家ではタオルケットを肌がけにしてたんですが、結局家族分こちらのパシーマに買い替えました。
買ってから何年くらいだろうか、10年はたってないけど5年は過ぎてます。すごい幅がありますが。。
それでぼちぼち綻びも出てきました。
でもほころびが出てないものは全く出てないし、でも今回お直ししたやつみたいに、綻んでるものはかなり穴が空いてきてます。
たぶん寝相によるんでしょうね〜娘のがひどく破れてますwww
今回動画にしたらコメントで「パシーマ使ってます。破れたので雑巾にしようかと思ってました」といただきました。
良い加減に育ったパシーマです。ぜひお繕いして使い続けて欲しいものです。
お繕いは確かに面倒かもしれないけど、でもやり出すと意外にハマります。
私はここんとこaudibleで本を聴きながらやってます。話に夢中になって手を動かすのが全然気にならない。おすすめです。
繕いは美しい
初めて破れや綻びを見つけると、あー破れちゃった!ショック!そんな気持ちです。
それでもなんとか隠したい、また着られるようにしたい…そんな思いで頑張って繕います。
そしてやっとこ直したのに、お繕いの針目はかなりガタガタだったりして・・・
目立つかな?どうかな?変じゃないかな?とちょっとがっかりしたり心配になったりします。
私もよくそんなことあります。センスないなぁ〜もっとうまくいい感じになるはずだったのに…
でも面白いのがここからなんです。
お繕いって1つより2つ、2つより3つと増えていくほどに、なぜか素敵になっていくんですよね〜
そこにかけられた手間や時間や思いやいろんなものが熟成されて、迫力が出てくるというかね、魅力になっていくような気がします。
昔、東北の寒村で縫い重ねられたボロを初めて見た時、圧倒されて動けずその場でその針目をずっと見続けました。
動画の中で話してたカンタキルトもそう。何枚も重ねられた布が使い込まれてすりきれて下からいろんな別の布が見えてきてる。いったい何枚重なっているのやらと気が遠くなりそうです。
完成品を先に見てしまうと、その膨大な手間に挫けそうになるんですが、でも今日の破れを繕って、また次破れたら繕って… そんなちょっとしたことの繰り返しの先にそれはあるんです。
遠い先ではあるけれどそんな日を夢見て、私もパシーマの肌がけを育てていこうと思ってます。