息子の学生服を買い換えました。
学校指定のお店は割高なので通販で買いました。
裾上げサービスもあるのですが、もしサイズが合わなかったり、裾上げ寸法が合わなかったりしたら交換できなくなってしまうので、家ですることにしました。
裾上げは自分で簡単にできますが、ひと手間加えるととってもきれいにできますよ。詳しいやり方をご紹介します。
ズボンの裾上げの仕方動画
手縫い
裾上げテープ
ズボンの裾上げのコツ
コツ①裾幅を合わせる
学生ズボンって裾までドボンとまっすぐに見えませんか?実は少ーし細くなっています。背広のズボンもだいたいそうです。
なんの考えもなしにそのままま上げて端から縫っていくと、、、あらら、終わりの方でつっぱってしまいます!
上の方は太く下の方は細くなっているため折り曲げてまつろうとすると幅が違ってつっぱります。
ズボンの裾上げは簡単に見えて、実はきれいに仕上げるにはちょっとしたコツがいります。
あらかじめ寸法を図り幅を同じに合わせておくと、とってもきれいにできて縫うのも簡単です。
コツ② アイロンをしっかりかける
アイロンをしっかりかけるのも美しく仕上げるコツです。
アイロンをかける時は必ず当て布をして、動かさずゆっくり押さえること。
そうするとズレずにシワが出ずきれいに仕上がります。
裾上げの仕方
1.ズボンを履いて長さを合わせます。ベルトをちゃんと締めて普段履く腰の高さで履きます。踵より1~2cm上になるように裾を折り上げて、待ち針やクリップなどでとめます。
2.折り上げる寸法を測ってチャコペンで線を引き、裏側へ折ってアイロンで折り目をしっかりつけます。新品のズボンがいきなりテカテカにならないように当て布を忘れずに!
3.裾上げ幅をとって切ります。身長が伸びそうな場合は十分にとって短くしすぎないように。
うちは中学入学時155cmでした。かなり伸びそうなので15cm程残し3つ折りにしてまつりました。
高校入学の現在は177cmでまだ少し伸びそうなので今回は8cmとりました。下の写真の白い線でカット。もう絶対伸びないという場合は5cmほどでいいと思います。
4.脇の縫しろで幅を変えます。図を参照にしてください。裾上げ部分の脇を縫い直します。
裾上げ幅が少なく差があまりない時は、下図のように脇を解けないように縫い止め、そこから先を解いて開いてもOK。今回はこの方法です。
これを裾上げして、まつり縫いもしくは裾上げテープで始末すれば完成です。
まつり縫いをする場合はこちらをどうぞ
ミシンでまつり縫いする場合はこちらをどうぞ
裾上げテープの使い方
今回はズボンを購入した時についてきた裾上げテープを使いました。
ただこのタイプは結構はがれます。特に中高生の制服は毎日履きよく洗濯するのですぐはがれてしまいます。剥がれるととっても汚いので手縫いが一番いいと思います。
でも、絶対手縫いはイヤー!って方はこちら↓のテープをどうぞ。かなり粘着力が強そうです。
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テープの白いところが接着剤になっているので、そちらを裏にして貼り付けます。
*写真の右下についている細いものは擦り切れ防止の布です。これについてはまた別に説明しますね。
1.裾を折り上げ、両脇の縫い目、前後のスジを合わせてマチ針で止める。
2.テープを水につけてよくぬらし、裾上げした境にあてる。この時絶対引っ張らない。
3.当て布をして少しずつ、アイロンを動かさずにゆっくり押さえる。ゆっくり数えて5秒位。
これで完成です。
さて、右下の擦り切れ予防布(正式には靴擦りというみたいです)、スーツのズボンの裾などについている時があります。
これがあるおかげでズボンの裾が擦りきれず美しく長く履けるようです。
また履いた時のシルエットも美しくなるそうなので、今回つけてみました。
これについてはこちらをどうぞ
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