先日、ついにわが家のアイドル猫、チャッちゃんの去勢手術をしてきました。ポロンポロンとかわいいボンボンが2つお尻にぶら下がっていたのですが、残念な後ろ姿になってしまいました。そればかりではなく、なんとなく手術前と後では顔つきや様子が違います。手術で性格まで変わってしまうものなんでしょうか?
わが家の猫
昨年9月、夫の職場の工事中の現場に迷い込んだ猫を保護しました。それがチャッちゃんです。ガリガリに痩せて、おびえた目をしていました。病院で見てもらうと、月齢は2.3ヶ月ということでした。
あれから8ヶ月、もうすぐ1歳になる年齢です。以前にも書きましたが夜泣きやあちこちでオシッコをするスプレー行動が気になり始めましたので、去勢手術をすることにしました。
去勢手術について
手術の流れ
病院に予約
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半日前から水とご飯は与えない
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手術、宿泊
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お迎え
うちは午後の手術だったので、朝からの断食でした。とは言っても夜中は食べないので実質前日の19時頃最後のご飯を食べてから20時間近くの断食です。食事を食べさせると麻酔をかけた時必ず吐くそうで、そうすると喉に詰まったり、手術の手間をとったりと大変になるので、必ず守って欲しいと言われました、
それ以外は何も難しいことはなく、手術後はエリザベス(傷口を舐めないようにする首の周りに巻くプラスチック)をつけることもなく、食事も水も普通どおりで良いと言われました。抜糸もありません。
金額は8000円に消費税、市内にもう一軒ある病院も同じ金額なので、田舎は少しお安いようです。千葉で7年前に受けた時は、はっきり覚えてはいませんが、1万円は超えていました。
さて、手術でどうなったか写真をのせておきますが、お尻まる写りなのでご覧になりたくない方はサッ!と飛ばしてください。
手術前の可愛いたまちゃん
手術後の無残なたまちゃん
前の猫の時はたまちゃんが小さくはなったもののもう少し丸くきれいに残っていたので、獣医さんの腕の良し悪しにかかっています。
キズが癒えたらすっかり綺麗になりました。獣医さんごめんなさい。
手術後の性格の変化
心のキズ
まず手術の翌日。お迎えに行くと怯え方が半端ではありません。とても甘えん坊な猫なのに、オリに寄っていっても奥の方でうずくまり、寄ってこようとしません。体よりも心のキズが大きかったみたいです。
猫にしてみればいきなり病院に連れてこられ、眠らされ、気がついたら身体は痛いし、怖いし、、、なんでしょうね。もう信頼してもらえないんじゃないかと心配しました。2、3日おどおどギクシャクしてましたが、だんだん普通になりました。
幼児返り
小さい頃は猫じゃらしでよく遊んでいたのですが、夜泣きが出始めてからはどこか心ここにあらずで、お付き合い程度にちょいちょいと遊ぶと気持ちが離れていました。いつもソワソワウロウロ落ち着かない感じでした。
それが手術後は思いっきり遊びます。大きくなった体でドタンバタンと飛び跳ね回って猫じゃらしで遊びます。なんか吹っ切れた感じで、猫じゃらしをくわえて持ってきては、遊べ遊べと催促します。手術をした子は体が大きくなっても、たぶん精神的には子供のまま人間に甘えて一生を終えるのかなぁと思います。
自信がでた
家に馴染んでも未だおどおどした猫で、じっと見つめると「えっ、ぼくどうしたらいいの、、、」と目が泳ぐ感じだったんですけど、それがずいぶんなくなりました。神経が図太くなったというかドスンと落ち着きが出てきました。
相変わらずお客さんが来たら隠れるし、周りは怖いものばかりで、かなり自閉的な猫なんですが、手術を通してずいぶん性格が変わったように思います。
この他に手術の後よく言われるのが、太りやすくなることです。確かにその傾向はあるような気がします。うちは尿路結石予防用のエサを食べさせていて、これも太りやすいと言われていて、うちの飼い猫はどれも太めです。太めは可愛いのですが、糖尿などの病気になりやすいので注意してくださいといつも獣医さんに言われます。
手術って、できることならしたくないし、できることならこの子の孫を見たいなぁなんて思いますが、育てられない以上そこはぐっとこらえて、人間と猫とのよい関係を築いていきたいものです。
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