こんにちは、かやです。
縫い物の基本シリーズ、今日は布についてお話します。
布の種類はとても多くて、町のお店やらWEBショップやらをのぞけば可愛い布にたくさん出あいます。お気に入りの布もきっと見つかると思います。
でも色や柄が好きでも、どの布でもいいというわけではないんです。何を作りたいかで選ぶ布も変わってきます。
今日は普段よく使う布の種類をご紹介します。
今はなんでもネットでお買い物ができる便利な時代になりました。
私は田舎暮らしで近くに布屋さんがなくて、よくネットショップでお世話になってます。
でもネットのお買い物は便利なのですが、手に取れないのでやっぱり不安。
色柄は写真からわかっても、厚さや手触りなど細かな雰囲気はわかりづらいのです。届いてみてアレー⁈ってことしょっ中です。
ある程度布がわかる私でもそうなのに、初心者さんならもっと不安ですよね。
そんな時、せめて布の種類や名前からイメーができたらずいぶん助かります。
お店で買うときでも似たような布を探せるので、よく使われる布の種類は覚えておくと便利ですよ。
厚手の生地
デニム
これはご存知ジーンズの生地です。デニムにもいろんな厚さがあって、オンスという単位で表されます。番号が上がるほど重く分厚くなります。10オンスが11号帆布と同じくらいの厚さで家庭用ミシンでも縫いやすいデニムです。8オンスですと普通の柔らかい布と同じに扱えます。
帆布(はんぷ) (キャンバス)
トートバッグによく使われる布で厚手で丈夫、水にも強いです。こちらの厚さは号で表し、デニムとは逆に号数が小さくなるほど厚くなります。家庭用ミシンで縫うには11号程度が適しています。
キルティング
2枚の布の間に綿が入った厚みのある布です。厚みのある布なのでバッグなどを1枚仕立てでも作れます。ふんわりと可愛い雰囲気なので入園グッズなどによく使われます。
中厚の生地
綿麻キャンバス
帆布のことをキャンバスともいい、帆布より薄手で軽いものをこう呼びます。麻が混じっているので素朴な風合いがあります。丈夫で縫いやすく用途が広いです。
オックスフォード(オックス)
男性のボタンダウンシャツによく使われる生地です。丈夫ですが柔らかいのでバッグにするなら接着芯や裏布をつけるとしっかりします。
コーデュロイ
縦方向にうねのある毛羽のある織物で厚みがあります。保温性があり見た目も温かそうなので、寒い季節の服や小物作りに良いです。毛羽の向きがあるので切る時は気をつけて。
ネル(フランネル)
もともとは柔らかくて温かく軽い毛織物を指すようですが、普段私たちが馴染みがあるのは、織られた布の表面を起毛した綿素材のネルシャツですね。これも寒い季節の素材に使うと温かそうです。
薄手の生地
シーチング
平織りの布、ブロードより目が粗く素朴な風合いがあります。色や柄が豊富でバッグの裏布にいいです。
ブロード
平織りの布でやわらかく、シーチングよりも目が繊細で薄く軽いです。色柄が豊富で洋服や小物など用途が広いです。
リネン
写真では2つ上のシーチングと似ていますが、もっと目が詰まって腰がありしっかりしています。リネンを使うと同じものを作っても上等に見える気がします。洋服から小物まで広く使える布です。
ギンガムチェック
白と色糸2色で織られたチェック。目の大きさもいろいろあって他の布と合わせやすいです。マス目が定規がわりになってミシンもかけやすくなにかと使いやすい布です。
ダブルガーゼ
2枚のガーゼを重ねた布で、柔らかで通気性、吸水性に優れています。マスクやベビー用品におススメです。
その他の生地
ラミネート
https://store.shopping.yahoo.co.jp/peruru/ct-221.html
布の表面に透明なフィルムがコーティングされていて、防水、耐水性に優れています。雨の日用のバッグや汚れやすいものにむいています。生地は厚めです。
他にもまだまだたくさんの種類がありますが、よく使われるものをあげてみました。参考にしていただければうれしいです。
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