中学生の娘が家庭科でエプロンに刺繍をするそうです。私は自分が刺繍が好きでよくやっているので、なんとなく娘もできる気になっていたのですが、話をしていたら全くできないことがわかってびっくり。
先日の授業では糸の先に作る玉結びができなくて、何度も練習させられたそうです。知らないってそんなところからできないんですね。
今回は子どもにもわかるように刺繍の基本をお伝えします。
刺繍糸について
刺繍をするには普通、刺繍糸を使います。刺し子糸や毛糸などどんな糸でもできますが、今回は基本の刺繍糸について説明します。
刺繍糸を買いに行くと25番と5番という2種類売っています。25番が細く5番は太い綿糸で、普通は25番を使うことが多いです。買うときは間違えないで下さいね。
DMC、オリンパス、コスモ、、、などいろいろなメーカーの糸の太さや長さの規格は同じですので一緒に混ぜて使えますが、色番は違ってます。
【刺しゅう糸】刺しゅう糸おまかせ(COSMO DMC OLYMPUS)【C3-8】
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最近は100円ショップの手芸コーナーの充実ぶりがなかなかすごいくて、針や刺繍糸もたくさんならんでいます、ただこの糸、申し訳ないですがツヤが全くなくて絡まりやすくて、正直残念な糸です。
でも手芸店に行き慣れていない子どもは、100円ショップが刺繍へ興味を持つきっかけになったりもしますので、うまくつかって楽しんだらいいですね。
刺繍をする時の糸の準備
25番刺繍糸は1束8mあって、細い糸6本を束ねて太い一本の糸になっています。この細い糸を1本ずつ引き出して「2本どり」「3本どり」というように使用する本数に合わせて使います。
一度に使う糸の長さはお好みですが、短いと何度も糸を替えねばならず無駄も多いですし、長すぎると絡まって縫いにくので、普通は60cmくらいに切って使います。刺繍糸は1束15cmですので2往復分で60cmです。
糸を切ったら半分に折り、折った山から1本ずつ引き抜いて、ほしい本数束ねて使います。必ず山から抜いて下さいね。端から抜くととっても絡まりやすいんです。
刺繍針について
刺繍用の針は穴が細長く大きくあいているのが特徴です。普通の穴の小さな針に糸を通すのはなかなか大変なので、刺繍針はぜひ用意して下さい。
刺繍針を買いに行くと、フランス刺繍針とクロス刺繍針の2種類あります。フランス刺繍針は先が尖っていて、クロス刺繍針はクロス刺繍限定の先が丸くなっている針です。まずはフランス刺繍針を買って下さい。
針の太さも号数で分けられていて、刺繍する布の素材や糸の本数などに合わせて針を使いわけます。糸も針も番号が大きいほど細く、小さいほど太くなります。
いろんなサイズのセット針を買っておくと便利です。
【クロバー】 フランス刺繍 針 #3〜9 57-039 | つくる楽しみ
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糸の通し方
針を当てて糸を少し折り込んで、その折り込んだ山から針穴に通します。詳しくは動画をご覧ください。
私はついペロッと舐めて入れてしまう癖があるんですけど、舐めない方がきれいですね。
こんなものも売られています。
【PCエントリーでP10倍1/1(9:59)まで】エンブロイダリースレダー 57-568 (ネコポス・ゆうパケット可)
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糸の管理
刺繍が楽しくなって少しずつ糸が増えて行くと、糸の管理に困ります。使い残りの糸を取っておくんですが、次に使うときにはどこかに行ってしまったりして、、、
なんかうまい方法はないかと思っていたらアンナス先生のこんな動画を見つけました。これすごくいいです。始めに少し手間がかかりますが、糸を最後まで使いきれます。ぜひ参考にされてみてください。