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扇風機で糸紡ぎ・家で糸紡ぎの練習中

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先日、糸車での糸紬ぎを習ってきたら、家でもやりたくてたまらなくなってしまいました。足で踏む糸車はもちろん、糸紡ぎのための道具なんて何もないというのに…それでも思い立ったら止まらない、あれこれ工夫してなんとか糸紡ぎやってみました。

糸車が欲しい

初心者が1回習っただけなんですが、糸車に憧れてます。糸ができてくるのはもちろん楽しいんですが、全身を使って紡ぐっていうのがすご~く心地よかったんです。

 

私のお借りしたものは踏板が付いていて、それを踏むとゆっくりと車輪が回ります。上手くタイミングが合わないと逆回転になってしまうので、そこは少し慣れが必要、足踏みミシンと同じ要領です。

 

車輪が回転するとそこに連動する別の軸も回転し、そこに紡いだ糸が巻取られていきます。手の中のふわふわの羊毛から糸 がスーッと伸びて、 よじれて糸になり、それがどんどん吸い込まれていくように巻きとられていきます。

 

運動と呼ぶほど大きな動きではないんだけれど、手の動きと足の動きがつながって身体全体が緩いリズムでゆれて、なんとも言えない心地良さ。

何でもスピーディに進む時代の中で、自分もなんだか気忙しくなって昔とスピード感が変わってきてます。昔大好きだった曲を久しぶりに聴いたら、こんなに遅かったっけ?!とびっくりしたり…

 

でも糸車の前に座ったら、ああ〜この感じ〜と、久しぶりにゆったりしっくりきました。機械のスピードと言うよりは人に近く、でも気持ちいいくらいに早いという、 これくらいの速さが今の私の体にも心にも丁度いい〜という新たな発見でした。

 

もしかしたら縫い物も電気のミシンじゃなくて、足踏みミシンだと、なにかおお〜と感じるものがあるのかも…

 

糸車触りたいなぁ… でも初心者が勢いで買うにはちと高すぎるお値段です。ちゃんと続けられるのか、もう少し考える時間が必要そうです。

 

糸車の仕組み

糸が紡がれる仕組みは簡単です。ふわふわの綿はそのままだと簡単にちぎれるですが、よじると強く切れなくなります。そこで少しでも効率よく拗じるためにいろんな道具が考え出されています。

 

一番シンプルなものがスピンドルで、これは糸の端に重りをぶら下げて、それを回転させることで捻って糸にします。

 

でももっと大量に紡ぐためにもっと良いやり方はないか?というので考え出されたのが糸車。大小の車輪を組みあわせてヒモで繋ぎ、大きい輪を回すと小さい輪が回転し糸を巻きとっていきます。

 

私は詳しくはないのですが、見ているとどの国の糸紡ぎも基本は同じ仕組みのようです。手で回したり足で踏んで回したり… それが電動になり、さらには工場で大掛かりな機械でへとなっていくんだと思います。

 

そう思うとそんなに複雑なものではなさそうで、作れないかなと調べてみたりましました。でもDIYはあまり詳しくないので、イメージだけでは簡単にできそうにありません。見本がそばにあって、見ながらサイズ測り… って感じならもしかしたら作れるかもしれないけど… いつの日かチャレンジしたいと思います

 

スピンドルは簡単に作れる

一番シンプルなスピンドルなら買ってもお安いですが、自分で作ることもできます。私もその辺にあるもので適当に作ってみましたが、思った以上に使いやすいものが出来ましたよ♪

 

材料は細い棒と重りになる円盤状の板、私は100円ショップで買った太めの編み棒に段ボールを切って重ねた円盤をはめました。10分ほどで完成。円盤はある程度の重みがある方がよく回転してくれるようです。

上の先は糸が外れないようにフックがついていると良いみたいなんですが、何か引っかかるところがあればそれでもできます。下写真のように一つねじって被せると糸が抜けません。また糸を紡いで巻く時にはねじって被せた糸をはずします。

 

詳しいやり方を動画にしようかと思ったのですが、まだ下手くそなのでもう暫く練習してからご紹介しようと思います。探せばスピンドルの詳しい使い方動画がたくさん出てきますのでそちらをご覧下さい。

 

扇風機利用の糸車

スピンドルはこれはこれですごく楽しいんですが、足踏みの糸車でスイスイと糸ができていくのを触ってきたので、何とか真似してみたい好奇心が抑えられません。家にあるものでなんとかできないかなーと、いつものくせがでて、なにかないかと家探し。

 

とにかく回転してくれればいいんです!回転するもの、回転するもの‥‥と見回していると、なんと目の前にあるじゃないか!扇風機!

 

これ行けるんでない?!とにかくやってみよう!とカバーを外し、羽根を外しました。そして芯のところにストロー状のものを固定して、そこに糸が巻き付くようにします。

 

さあ、できるか?おそるおそるスイッチを入れます。スピードは最遅です。

 

クルクルクルクル‥‥

おお!ねじれていく!素晴らしい

予想通り綿はよじれて糸になってくれました。私天才かも!

 

 

ただ扇風機は回転するだけで引き込んではくれません。まっすぐ持っているだけではひたすら撚りが強くなっていくだけです。ここはちょっとコツがいりまして、少し斜めに引っ張り巻きとった糸が抜けないようにしながら糸をより、よれたら横に回して巻きとる、また斜めに引っ張りながら糸を紡ぎ、紡げたら横にして糸を巻きとる、この繰り返しです。

 

ちょっと言葉では分かりにくいので今度動画にしますね。扇風機での糸紡ぎなんてなんの趣もないですけど^^;
でも扇風機で出来たら手軽で面白いと思いませんか?

 

ちなみに扇風機の回転方向って決まってないらしいです。メーカーによって違うらしいです。

糸紡ぎ教室で、最初紡ぐ時は右回り(Z字回転)で撚るように教えてもらいました。わが家の扇風機は右回りだったのでラッキー! こうやって出来たら糸は単糸です。撚ってあるので切れはしませんがそんなに強くもない。この単糸を2本合わせて撚ると双糸となりしっかりとした糸になるそうです。

 

この双糸を作る時は初めと逆方向の左回り(s字回転) に撚ります。だから扇風機も逆回転が必要です。わが家の扇風機3台を調べたら残念ながら全部右回り!ホームセンターに左回りの扇風機を探しに行こうか‥‥と思いましたがそれはなんか違うか。

 

それでここは基本に戻ってスピンドルを使いました。それでもすでに綿から単糸にしてあるので、単糸同士を紡ぐのは全然大変じゃありません。するすると気持ち良く進みます。

 

こうして糸紡ぎを習った翌日には、家でも紡ぎの練習が出来ました。扇風機でも慣れたら普通に紡げます。スピードは最初はかなり遅い方がいいです。遅ければスイッチONのままずーっと紡げます。

 

でも慣れないうちは結構スイッチのONOFFを繰り返してたので、そうすると扇風機にはちょっとやばそうです。もし試される方はゆっくりね、そして扇風機の故障に関しましては自己責任でお願いいたします。

 

 

 

 

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つれづれ

捨てずに使い切る暮らしにあこがれて縫ったり貼ったり変身させたり‥いつもごそごそなにか手を動かしています。 サスティナブル、パーマカルチャー、畑、発酵、、、そんな界隈ウロウロしてます。 夫と娘、猫2匹との田舎暮らし

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