・日々

遠方にあるお墓問題・先祖のお墓から父だけ引っ越しました

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もう何十年も故郷から遠く離れて暮らしています。父はとうの昔に亡くなり、その後一人で暮らしていた母も年老いて引っ越しました。そんなわけで帰る理由もほとんどなくなった故郷なんですが、一つお墓のことがずっと気になっていました。

この夏やっと重い腰を上げて、この問題を片付けてきました。

1人だけ改葬したい

うちの父は長男でして、30年近く前に亡くなり祖父母の眠る墓に入っています。その墓は一人暮らしの母がずっと手入れをし、月命日にはお参りしていたんですが、その母も10年前に私や姉の暮らす九州に引っ越しました。

 

その時、故郷のお墓は父の年の離れた弟に次いでもらったので、とりあえず後の心配はないのですが、ひとつだけ気掛かりは父のこと。離れているので気楽に墓参りもできませんし、このままだとこれから先ずっと叔父さんご夫婦、そしてその子供たち(私のいとこ) にお世話をお願いすることになってしまいます。

 

また遠くない将来 母が無くなった時は、九州で弔ってこちらでお参りできるようにしたいという思いもあって、父のお骨だけ抜いてこちらに持ってこようというとになりました。

 

お骨を分けられない

それで菩提寺のお世話になってるご住職にご相談したんですが、その時新たな問題が発生。うちのお墓は小さくて、お骨を全部1つの骨壷に混ぜて入れてあるというのです。ですから父のお骨だけ分けることができません。

 

もうこのままこちらでどうでしょうか?そのほうが仏さんも慣れたところで安心ですよ〜とご住職には言われたんですが、そうしてしまうとまた降り出しに戻ります。きっといつかまた悩むことになります。

 

宗教的なことは全く分からず、お墓を移すとか、お骨を移すとか、お骨だけ残して他にお墓を作るとか… もしかしたら良くないのかもしれないけれど、もう今の世の中そんな風には行かない事情だらけです。

 

正しい祀り方っていうより、残された者が故人を偲び敬い、そこにつながる命を感じられることが大事じゃないのかな… それが出来れば墓やらなんやらは正直なところどんな形でもいいんじゃないか… とそんな思いが、我が家の場合は母と姉と私の意見が一致しました。

 

結局お骨はさわらずお経をあげていただき、お寺に預けてあったお位牌を頂いて帰ってきました。この後は家で供養しながら、ゆくゆくは近くの納骨堂で母と一緒にお世話になる予定です。

 

現代のお墓の形

今回の件でお墓について少し調べてみましたが、やはりたくさんの方が遠く離れた故郷のお墓のことでは悩んでおられるようです。これはもう昔ながらの家父長制が崩壊した今の時代仕方ないことでしょう。

 

だから需要に合わせてお墓のあり方の幅もひろがっていて、納骨堂に預けるという個人のお墓にこだわらない形も人気のようです。また海や山への散骨や樹木葬などお骨を残さない供養もありますし、最近では手元供養や0葬(ゼロ葬)という新しい形もできているようです。

 

うちの場合 納骨堂で供養をお願いするまでは、手元供養という形になります。
母は見守り付き高齢者マンションで一人暮らしをしているのですが、そこに置ける小さなおりんや線香立てが欲しいということで、今日一緒に探しにいきました。

 

あいにく田舎の仏壇やさんには昔ながらのザ・お仏壇!って感じのものしかなくて、何も買わずに帰ってきたんですが、ネットで探したらシンプルなのがいろいろでていました。今は音色も動画で聴けるから本当に楽な時代です。それで母の選んだのはこちら↓

 

 

 

一見花瓶なんですが、分解すると花瓶、おりん、蝋燭たて、線香たてに変わります!!
すごいですね〜(゚∀゚ノノ"☆パチパチパチ
到着が本当に楽しみです。

 

おまけ〜伊勢の旅

私の故郷は三重県のとある市なんですが、せっかく三重まで行ったので、お伊勢さんに足を伸ばしました。 17、8年ぶりです。小さい頃から何度も行ってるけど、いや〜やっぱりお伊勢さん最高です!

 

5時起きしてホテルから1kmの外宮へ先ず参拝。実はいつも土産物屋が楽しいおはらい町やおかげ横丁のある内宮ばかり行っていて、外宮へ参るのは初めて。でも外宮へ参拝してから内宮へ参るのが正式なんだそうです。家族は誰も目を覚まさないので1人で散歩してきました。朝焼けがとてもきれいで早起きしてラッキー♡

 

 

その後家族と内宮へ、開店準備中のおはらい町を抜けて、陽射しの強くなる前に参拝してきました。

のれんを出す赤服の店員さん

 

お伊勢さんのスターバックス!

 

宇治橋前の大鳥居

 

五十鈴川で手を清めます

 

御正宮

 

私のような信仰心の薄いものでも、伊勢神社にお参りすると清々しい気持になれます。手を合わせて頭を下げると「ありがとうございます」と自然と感謝の言葉が出てきます。

 

なんだか10倍くらい良い人間になった気がする〜
良きかな〜と全部肯定された気がする〜
よく分からないけどとにかく大丈夫な気がする〜

気持ちがおおらかに晴れ晴れとする場所です。

 

帰りは赤福氷を食べて、伊勢うどんをたべて、おはらい町で散々遊んで帰ってきました。
赤福氷は20年前に比べて量も値段も増加しててびっくり!おばさん的には前くらいの量で良かったけど、若い人はこの方がいいのかな?

赤福氷、この中に赤福が入ってます

 

父のお墓にかこつけた伊勢の旅。
でも、もう故郷に来る用事もないからとお墓の整理をしに来たのに、伊勢に行ったら、また時々来よう!って思っちゃった!笑笑笑

また来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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つれづれ

捨てずに使い切る暮らしにあこがれて縫ったり貼ったり変身させたり‥いつもごそごそなにか手を動かしています。 サスティナブル、パーマカルチャー、畑、発酵、、、そんな界隈ウロウロしてます。 夫と娘、猫2匹との田舎暮らし

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