金属のスプーンが苦手で木製スプーンを愛用しています。中でも漆塗りのスプーンは口へいれた時のあたりが優しくて大好きです。
でも漆塗りのスプーンってすぐ悪くなるんです。頻繁に使うものだし、すくうっていう機能上仕方ないのかなとも思うのですが、それにしてもねぇー。
今回、よくダメになる塗りスプーンを自分なりに手直しして再生してみました。
大好きな塗りスプーン
塗りの回数って外から見えないでしょ。だから手頃なものからお高めのものまで今まで何回も買ってみてるんですが、そんなに違いなく角が擦れます。
実は1本ものすごく長持ちしてる猛者の塗りスプーンがあって、それ小学校の低学年の頃から使ってます。思えば小さい頃からそれを使っていたから漆塗りスプーンが好きになったのかも知れません。
家を出る時も持って出て今も現役！家族からお母さんのスプーンと呼ばれていつも私の席に置かれてるスプーン、年数を数えてびっくり仰天！やがて50年にもなります。サイズといい舌触りと言い本当に大好きなんです。
それでもうガンガン使ってるんだけど、はげてもこんな感じで木がでてこないの！元は確か真っ赤だったと思う。それではげて下の黒が出てきたんだけど、50年近く使ってもこんなです。
このスプーン確かデパートの物産展に母といって、おわんをひと揃い買った時にプレゼントに貰ったものなんです。何塗りだったのかなぁ？
本当に今になって凄さがわかるスプーンです。人生で何度も塗りスプーンを買ってみたけれどこんなスプーンにはまだ出会えません。
それで割と頻繁に買い換えているのですが、その悪くなったのを捨てるのもやっぱり忍びなくて、今回リペアしてみました。
漆塗りスプーンのリペア
とはいえ漆塗りは無理なので(いつかやってみたいなぁ)、反対に全部塗りを取ってしまえ！とばかりに必至でサンドペーパーで擦ってみました。
そうしたら思った通り、これはこれで素朴なスプーンに生まれ変わりましたよ♪
製作過程を動画にしてみましたのでご覧ください。
ただひたすらにサンドペーパーかけました。電動でできる道具をお持ちならそれを使うと早いですね。あとマスク！かなり粉が出て後で周りを拭いてびっくりです。マスクをしてください。
手で触って滑らかでも、口は敏感なのでざらつきます。サンドペーパーの番数を徐々に上げて仕上げをていねいにしてください。
仕上げはクルミを潰したオイルで磨きました。本格派でカッコイイでしょ^^ ただしこれだと時々磨いてやらないとダメですね。カレーもNGかも。
結構お気に入りのできになりましたので、また暇を見つけて少しずつやって行こうと思います。
