今日は夫の誕生日でした。毎年必ずプレゼントをあげるわけではないのですが、今年は少し前から作って欲しいと頼まれていた信玄袋をプレゼントすることにしました。
信玄袋について
信玄袋って知ってますか? 元は女性用の手さげ袋だそうです。底が平らで口をひもで締めて下げて持つようになっています。それにしてもえらく立派な名前ですねぇ。今はどちらかといえば男性が持つイメージがあります。
信玄袋の名の由来は定かでないのですが、持物一切合切を入れられるという意味から合切袋とも言われるそうです。信玄袋というとすごく特別感がありますが、巾着袋と思っていいと思います。
そんな信玄袋を夫にプレゼントしようと思います。
女性はいつも大なり小なり何かしらのバッグを持ち歩いているので不便はないのですが、世の男性方はどうしていらっしゃるんでしょうか?うちの夫はいつも小物をどうやって持とうか困っています。
仕事の時はいいのですが、普段ちょっとラフな格好で出かけるときなど、スマホと財布と鍵と夏だと扇子なんかも持ちたいみたいで、ポケットに入れるにはちょっと多すぎるし、その時だけ財布を小さいものに変えたり扇子は諦めたり、いろいろと苦労しています。
今回はそんな男性のための信玄袋を作ります。(もちろん可愛い布で女性用にしてもいいんですよ)
信玄袋の作り方
夫の信玄袋は使わない風呂敷と娘が昔使った剣道着のリメイクで作りました。以前はそちらの作り方をアップしていたのですが、ちょっとわかりにくい作り方をしてしまいましたので、別の布を使って説明しています。
【用意するもの】
表布 25 × 30 cm
底布 25 × 15 cm 裏布 25 × 30 cm 紐通し用の布 2.5 × 64 cm 紐 60cm 2本 紐の端につける小布 |
布は表も裏も、薄い布を使われる場合は接着芯を貼った方がいいです。出来上がりがシャンとします。
【信玄袋作り方】
1.底布の両端を1cm折りアイロンをかけます。
2.表布の真ん中、底になるところに縫い付けます(ピンクの線のところ)
3.表布を半分に折って、両端を縫います(ピンクの線)
4.裏布も半分に折って両端を縫いますが、この時返し口を10cmくらい縫い残します(ピンクの線)
5.紐通しをつくります。
2.5 × 64cmの長い布を、写真のように真ん中まで半分に折り、それをまた半分に折って端を縫って細い紐にします。
6.それを8等分します。
始めに切らずに縫ってから切る方が楽、切りっぱなしでもすぐに縫うから大丈夫です。
7.これを半分に折って下向きに、袋の表側にバランスよく仮留めします。今回は8等分しました。
8.裏布を表返して表布の中に重ねます。(中表に重ねます)
9.口周りをぐるりと縫います。
10.表布と裏布の角をつぶして縫います。
11.裏布横の返し口をミシン、又は手で縫ってふさぎ、表布の中に裏布を押し込みます。
12.きれいにアイロンを当ててから、口周り縁から2mmくらいのところに端ミシンをかけます。
13.持ち手になる紐をとおします。今回はダイソーのワックスコードを使ってますがお好みのものでどうぞ。
左右からそれぞれぐるりと通して端を結びます。
結び目を布で包んでも素敵です。
これで完成です。
夫は大喜びで使ってくれています。男性には結構喜んでもらえるプレゼントです。父の日や敬老の日にもおすすめです。
こちらはレザーを使ったマチ付き巾着です。