友人にセーラー服のリメイクを頼まれました。
娘さんの着た想い出のセーラーを捨てられなくて大事にとってあるそうで、断捨離しようかどうしよか、、、といつもいつも迷いながら捨てられないでいたんだそうです。
どんな風になるかわからないけど、なんだか面白そうでやってみることにしました。
友人に頼まれたのは洋服だけなんですけど、私 洋服作りってあまり興味がなくて、それよりもずっとずっと好きなのが人形作り。人形のための洋服だと思うと俄然やる気が湧いてくるんです♪
そんなことでまずは人形作りをがんばってます。早く完成させてこんなのできたよー!って知らせたいんですけど、いろいろ考えながらやっているとなかなか進まなくて、、、
モチベーションアップになるので今日は途中経過をのせてみます。
シュタイナーの子育ては無理
私の人形作りはシュタイナーのお人形が基礎になっています。
子供が小さい頃 シュタイナーの本を手に取り、本の中の素朴で夢のような子育てが素敵で憧れました。
シュタイナー教育では小さいうちは静かに穏やかに、できる限り刺激を少なくほわ〜んと育てることをよしとします。
ところがいまの日本でこれはね、なかなかなかなか難しいんです。
テレビを見せないというのには共感したので、押入れにしまいこんでずっと見てなかったんです。でも子どもも3歳にもなるとどこかでテレビに出会う機会もありまして、そして初めて見る分この不思議な箱は幼い心を鷲掴み。
規制されるとよけい執着するんですよね人って。ダイエット中の甘いものと同じです。
子どもはどこへ行ってもテレビばかり気にするようになりました。
もともとテレビも車もない昔のように静かな環境なら、シュタイナー教育は自然なんでしょうが、いまの時代に実践するのは難しいというのと、ちょっと無理があるかなと思う気持ちがあって、子育て的には遠ざかっていきました。
今でも素敵だな〜と憧れる気持ちはありますけどね。私はせっかちだし、目を三角にして怒ることもあるし、くぉら〜!と大声だすんで、ぼんやりおっとりなんていうのも土台無理だったんです。
それでもシュタイナーのお人形
シュタイナー教育は厳しいけど、シュタイナーの手作りにはとってもはまりました。
小さい頃から大草原の小さな家のシリーズが大好きで、自然のものから必要なものを作るというのにすごく憧れがあります。
シュタイナーでももの作りをすごく大事にしています。
自然の木や実を使ったおもちゃの他にも、ミツロウを溶かしてロウソクを作ったり、羊毛からフェルトを作ったり、染物をしたり、織物をしたり、、、私には楽しいことばかり。
中でも一番心惹かれたのはシュタイナーのお人形。
もともと人形好きで時々作っていたんですが、シュタイナーの人形の不思議な魅力にゆっくりはまっていきました。
不思議なお人形で、ぱっと見はさほど可愛くないんです。やけに綿がぱんぱんに入っててマッチョだし、目は小さいし、地味だし。
でも実物を手にとってみると、結構重くていい感じに弾力があって、、、そう子どもの肌のパンと張って、中にいっぱい生きる力が詰まってる感じに似てるんですよ。
顔もぼんやりしているんですけど、そのぼんやりがある時は微笑んで見えたり、チョット悲しそうに見えたり。
抱っこしてじっと見ているとどんどん可愛くなってくるから不思議です。
お人形作りにハマる
シュタイナーのお人形をウォルドルフ人形といいます。シュタイナー教育のことをドイツではウォルドルフと言うそうです。
子どもが3歳頃から数年間は何体もお人形を作りました。人形作り好きが高じて幼稚園時代は、お母さん方に人形作り教室をしてました。
何体も作ってるしもともと手芸が好きなので私にとってはさほど難しくない作業なのですが、初めての方には結構難しいようです。
でもみなさん手にとるとウォルドルフ人形の魅力にはまって、我が子のために唯一無二のお人形を頑張って作ってました。
初めは本の通りに作ってたんですが、私はだんだん物足りなくなって、もっとこうしたい自分好みにしたいとなって、今はかなり自己流でやってます。それも毎回まだまだ進化中です。
お人形作りの実際
ウォルドルフ人形では羊毛フェルトをきつく巻いてボールにし、その周りをもう一度ふわっと羊毛フェルトで包んでから布に詰めます。
頭をタコ糸でいろいろと縛って形を作ります。
顔を肌色のコットンニットでくるみ、胴体にも綿を入れて形を作ります。お尻が可愛い!
腕と足を縫います。
全体を縫い合わせます。
体が完成!
下着を作ってます。
ここまででやっと半分来たという感じかな。まだ大事な顔が残ってますし。髪と顔は最後にしよう。
制服とか靴もちょっと難しそうです。
楽しく悩みながら進めたいと思います。
ウォルドルフ人形の詳しい作り方はこちらをどうぞ
続きはこちらをどうぞ
中詰め用の羊毛フェルトはスウェーデンひつじの詩舎で購入できます。もしこちらを利用されるなら、ぜひドイツ製の肌色の縫い糸も一緒にご利用ください。丈夫で使いやすくてオススメです。
こちらの本を参考にしています。
こちらは小さなお人形の作り方を紹介しています。