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ニットの穴お直し◆セーターの穴をかわいく補修するダーニング

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セーターなどの大事にしているニットに破れを見つけるとがっくりきますよね。以前なら 穴の小さいうちに裏からつまんだり、似たような色の糸を探してなるべくわからないように直したりしてました。

 

でも最近ダーニングというお直しの方法を知りまして、やってみたところとっても簡単でしかもかわいいんです。傷や古さが味になる私の大好きなパターンです。
今日はそんなおつくろい方法をご紹介します。

◆ダーニングについて

「ダーニング」という言葉聞いたことありますか?
実は私はつい最近知りました。ダーニングで繕ったものの写真などを目にしたことはあったのですが、これをダーニングというのねというのは、図書館で読んだ「暮らしの手帖」でわかりました。

こんな本も出ているみたいです。

 

 

「ダーニング」とは英語で“かがる・繕う”の意味で、衣類に空いてしまった穴を針と糸を使って補修する、イギリスの伝統的な修繕技術の一つです。
そしてダーニングの中でも、カラフルな糸でおしゃれな模様のように仕上げる『装飾ダーニング』が今人気なんだそうです。

 

ニットの補修というと今までは、なるべく目立たないように糸で裏からつまんだり、針でニットの目を拾ってメリヤス編みを作って重ねたり、そんなやり方でした。

 

とにかく上手く繕わなきゃ、目立たないように、破れてるとわからないように、、、そんな風に思ってました。

 

それが装飾ダーニングを見た時、こんな方法があったのねーとびっくりです。味わいがあってほっこりしてて、破れてなくても繕いたくなるかわいさです。

 

イギリスでは昔からよく知られた方法ということですが、日本では野口光さんというニットデザイナーの方が近年紹介され、そのかわいさから急に人気が出ているみたいです。

 

でも日本でも昔から刺し子や継当て、かけはぎなどをして直しながら洋服を大事にしてきた歴史がありますから、どの国でもいつの時代も、ものを大事にしたいという気持ちは変わらないんでしょうね。

 

◆必要な道具

ダーニングに必要な道具は糸と針と台です。

 

  繕う素材にもよりますがあまり太い糸だと目が粗くなるので、素材と同じかやや細めの並太、中細、極細あたりの糸が良いようです。材質は繕う素材によってお好みですがウールが一般的なようです。

 

 手持ちの針でよいですが、毛糸を通すので針穴の大きい刺繍針や毛糸針を使います。

 

 正式にはダーニングマッシュルームと言います。

名前の通りマッシュルームの形をしていて木でできています。繕う場所の裏に当ててしっかり布を張ってマッシュルームの首のところをゴムなどでとめて使用します。

 

 

私はまだ持っていないので手近にあったジャムの空き瓶を利用しましたが、日本では昔から靴下を繕う時に中に電球をいれてましたね。でもやっばり頭か丸い方がやりやすいです。

 

◆ダーニングのやり方動画

実際のおつくろいの様子は動画でご覧ください。

 

◆ダーニングのやり方説明

1.中に台をいれて布をピンと張ります。

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2.穴より上下左右5mmほど大きめを目安にして、糸端を10cmほど残して角に針を出します。

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3.縦糸を渡して針で一目すくい、また縦糸を渡して反対側を一目すくい、と繰り返して縦糸を張ります。

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4.今度は横糸をいれます。縦糸を一本おきに拾って反対側まで行き一目すくいます。

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5.次の段はさっきすくわなかった縦糸をすくって糸が互い違いになるようにします。

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6.これを繰り返すと小さな布が織れます。最後まできたら糸を裏に出して破れた穴の周りに糸をを何度かくぐらせて糸を切ります。玉止めはしなくても大丈夫です。

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7.はじめに残した糸も同様に裏に糸を出して始末します。

 

ターニングを紹介された野口さんもおっしゃってますが、多少間違ってもいい、かえってそれが味やかわいさになります。

「下手でいい、下手がいい」ですね。

 

実際やってみてそんなに難しくないですし、これハマります!一つ一つはさほど時間もかからないですし、けれど出来上がりはどれもナチュラルなほのぼのとしたかわいさに溢れていて、いろいろ色を変えてやりたくなります。

息子の手袋が破れて、待ってましたとばかりにダーニングでお直ししてみました。ちょっと糸が太かったです〜

 

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もっと穴あきはないか〜!と家中探し回ってます。

 

◆ダーニングにオススメのきれいな糸

さあダーニングやるぞ!と手持ちの毛糸をゴソゴソ探してみたものの、なかなか思い通りの色、太さなのものがありません。

本で見たような可愛いダーニングにしたいのに、そんなに可愛い色の毛糸をたくさんもってないです。

上の写真の手袋も糸が太すぎて指が膨らんでます(笑)

 

中細か極細毛糸で、刺繍糸みたいにいろんな色があって手頃な糸はないかしら、、、と気にかけていたらこんなのがありました!

こればぴったりです!ボンボン手芸で良く使われるそうですけど、この太さはダーニングにもいいですね〜。50色!あるそうです。

 

京都カナリヤ手芸店
  こちらのお店は定価より2割ほどお安く5000円以上で送料無料です。何色も買われるならお得!

 

 

◆ダーニングマッシュルーム作ってみました!

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つれづれ

捨てずに使い切る暮らしにあこがれて縫ったり貼ったり変身させたり‥いつもごそごそなにか手を動かしています。 サスティナブル、パーマカルチャー、畑、発酵、、、そんな界隈ウロウロしてます。 夫と娘、猫2匹との田舎暮らし

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